夢の空飛ぶクルマを関西万博で、実現に向け大阪府が本格始動

定例会見でのフリップより「空飛ぶクルマのある社会に向けて」(11月11日・大阪府庁)
大阪府が『2025年 大阪・関西万博』に向けて、会場までの移動に「空飛ぶクルマ」を活用できるよう計画。今後、実現に意欲的な企業らと協議会を開くという。
都市交通、観光、医療、災害対策など幅広い分野で活用できる新しい産業・サービスとして期待される「空飛ぶクルマ」。
今回、府が主体的に「空飛ぶクルマ」のある社会の実現に向けて動き出す理由のひとつは、万博で多くの人たちが空から会場入りできるようにするためだ。
すでに国では、飛行試験や実証実験に着手しており、2018年12月には『空の移動革命に向けた官民協議会』がロードマップ素案を発表。
2023年を目標に事業をスタートし、2030年代にはさまざまな活用を想定し、実用化を拡大させる計画となっている。
府で実際に試験を始める際には、万博会場のあるベイエリアと新大阪の航路が淀川上空。また、関西空港や神戸空港も海上の利点を活かし、いずれも住宅地を通らない航路を設定するという。
11日の定例会見で吉村洋文知事は、「僕自身も実験段階でいいので乗ってみたい。関空から夢洲に向かって、大阪の魅力を見ながら短時間で着くのは非常に魅力高い。ぜひ、大阪で実現・実用化させたい」と意気込んだ。
また、想定される利用料金については、「最初は数もなくコストもかかるので、それなりに費用がかかる。そのため動き出しも早めにしたい」と吉村知事。
「一定の採算性が見込めるようになれば、それなりの単価で。万博のときには乗りたいと思えば乗れるような、新しい近未来の乗り物にしたい」と期待を膨らませた。
17日には、府が事務局を担い関連産業と議論をおこなう『空の移動革命社会実装大阪ラウンドテーブル』を設立。「空飛ぶクルマ」の実現に向けて、本格的に動き出していく。
取材・文・写真/岡田由佳子
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