アーティストと企業がコラボ、アートの未来を切り開く

2020.11.11 06:15

参考図版:林勇気×京都大学 iPS細胞研究所(CiRA)《細胞とガラス》(7分37秒のループ上映、声の出演:大石英史、協力:西川文章) 撮影/表恒匡

(写真8枚)

アーティストと企業・研究機関等のコラボにより、アート×サイエンス・テクノロジーの可能性を問う展覧会『KYOTO STEAM 2020 国際アートコンペティション スタートアップ展』が、「京都市京セラ美術館 新館 東山キューブ」(京都市左京区)で12月6日までおこなわれている。

同展では、7名のアーティストが企業・研究機関とコラボした作品と、3つの芸術系大学等と企業・研究機関のコラボレーション作品等が見られる。

たとえば、アーティスト・林勇気と「京都大学iPS細胞研究所(CiRA)」の『細胞とガラス』は、動物の体内で作られた臓器の移植を受けたガラス職人を主人公とする映像作品で、医療技術の進歩と倫理的・法的・社会的な懸念をテーマにしている。

参考図版:大和美緒×株式会社島津製作所《under my skin》 アクリル絵具・ガラス板、各20.0×20.0cm、2020年 撮影/表恒匡

大和美緒と「島津製作所」の『under my skin』は、分析計測技術を用いて作家の体内を流れる血液細胞を観察し、そのイメージをもとにした絵画をガラス板に描いた。

また、八木良太と「美濃商事」の『Resonance』は、透明素材の表面に奥行きを感じさせる3D印刷技術を駆使して、立体的な視覚効果を作り出す平面作品を制作している。

アーティストの感性が企業の先端技術と出会ったとき、そこにはどんな表現が生まれるのか。未来のアートはどんな姿をしているのか。本展を見ればその一端が垣間見えるかもしれない。大きな期待とともにその成り行きを見届けたい。入場は予約優先制、料金は一般1000円。

文/小吹隆文(美術ライター)

「KYOTO STEAM 2020 国際アートコンペティション スタートアップ展」

期間:2020年10月31日(土)~12月6日(日)※月曜休(11/23は開館、11/24休館)
時間:10:00~18:00 ※入場は事前予約制
会場:京都市京セラ美術館 東山キューブ(京都市左京区岡崎円勝寺町124)
料金:一般1000円、中学生以下無料
電話:075-771-4334

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