大阪で１００年続く老舗果物店「ＦＲＵＩＴ ＧＡＲＤＥＮ 山口果物（以下山口果物）」（大阪市中央区）が「シェラトン都ホテル大阪」（大阪市天王寺区）とコラボ。１１月１日からスタートするアフタヌーンティーが、早くも満席間近となっている。

フルーツゼリーやフルーツサンドが名物の「山口果物」のファンである同ホテルの森部勝巳副総支配人が、コロナ禍で落ち込む地域を相乗効果で盛り上げたいと、８月頃に話を持ちかけたのがきっかけなんだそう。

「山口果物」にとっては初めての本格的コラボレーションとなったが、フルーツの魅力を活かすためにアドバイス。同ホテルの永岡浩ペイストリーシェフは「加工は最低限度で、手を加えすぎないように。素材感を大事にされている、山口果物さまのイメージを崩さないように気をつけました」と話す。

「その時期にいちばん旬のものを厳選しています。今回のコラボで多くの人に、純粋にフルーツのおいしさを知っていただければ。メニューもパティシェの技術力の高さが加わったことでより満足いただけると思います」と、「山口果物」の担当者。

アフタヌーンティーは、選べるフルーツタルト、季節の果物食べ比べ、軽食にはルビーグレープフルーツとエビのパスタなど。１１月３０日まで１４時～１７時のみ（平日は事前予約すれば２０時まで対応）で、料金は４０００円。数量限定で残席わずか、予約は急いだ方がよさそうだ。

取材・文／二木繁美