道頓堀「かに道楽」の巨大看板が修理「脚が2本食われてる」

10月23日まで修理のため脚が2本なくなった「かに道楽」の名物看板と小林泰三店長(10月20日・大阪市中央区)
くいだおれの町、大阪・ミナミを代表する老舗飲食店「かに道楽 道頓堀本店」(大阪市中央区)の巨大カニ看板の脚2本が10月20日から23日までの4日間、修理のため不在となっている。
この「道頓堀本店」で1962年に創業した「かに道楽」。白地に赤く日の丸をイメージしたカニの看板は、当時から足が動いていることが大きな話題になり、全国的に知名度を高めた。
同店の小林泰三店長は、「もともと2カ月に1度は定期メンテナンスで、油をさしたり動作チェックをおこなってきました」と説明。今回は24年間の勤続により「油をさしてもネジを閉めてもメンテナンスではどうにもならず、大がかりな手術が必要」と修理がおこなわれるという。
SNSでは深夜の作業を見つけた人から、「痛々しそう」「脚が2本食われてる」などの投稿も。24日には元の姿に戻ると言い、脚が足りないのは4日間限定。
小林店長は、「ぜひカニのお見舞いに来てほしい。多くの方に来ていただくことが道頓堀が盛り上がることに繋がります」と笑顔を見せた。
その一方で、新型コロナウイルスの影響により4月に1カ月間休業したり、営業再開するも8月にはミナミの時短・休業要請の対象地区になるなど、厳しい経営が続いていた同店。
「あのときはミナミ全体が全国でも来てはいけない場所みたいになっていました。シャッターが多くなっていて、づぼらやさんの閉店もとても寂しいです。それでも、今はGoToEatや府の少人数飲食店利用キャンペーンで少しだけ光が見えてきたかなという感触」と小林店長は話す。
今回修理する巨大看板については、「創業者がとにかく目立つようにと作ったのですが、大きくて動くこの看板は海外の方からも人気があります。こういった特徴的で面白い看板が見られるのがミナミの面白さでもありますね」と誇らしげ。
現在の看板は3代目で、大阪・ミナミのシンボルとして1996年から休まずに町を見守っており、脚を外して修理をするのは初めて。「24日の営業開始に間に合うよう、前日深夜に修理した脚を取り付ける予定」という。
取材・文・写真/岡田由佳子
関連記事
あなたにオススメ
コラボPR
-
【大阪・関西万博2025】最新情報まとめ!地元編集部が取材してわかった、人気グルメから穴場スポットまで
NEW 8時間前 -
大阪のおすすめビアガーデン2025年最新版
2025.6.12 10:00 -
万博から30分…大阪の駅近ホテル、快適すぎた[PR]
2025.6.12 07:00 -
京都・川床おすすめランチ&ディナー、鴨川・貴船・高雄エリア別【2025年】
2025.6.11 15:00 -
ホテルで贅沢に…大阪アフタヌーンティー2025年完全版
2025.6.9 11:00 -
大阪スイーツビュッフェ・リスト2025年版、ホテルで甘いものを満喫
2025.6.9 10:00 -
奈良のおすすめビアガーデン2025年最新版
2025.6.6 16:30 -
京都・滋賀のおすすめビアガーデン2025年最新版
2025.6.5 11:00 -
神戸のホテルで贅沢に、アフタヌーンティー2025年最新版
2025.6.4 11:00 -
神戸のおすすめビアガーデン2025年最新版
2025.6.3 14:00 -
京都のホテルで楽しむ、アフタヌーンティー2025年最新版
2025.6.3 12:00 -
Olive LOUNGE船場でつながるイイ関係。[PR]
2025.5.30 17:00 -
万博・今だけの1杯も!大阪の巨大公園でイベント[PR]
2025.5.28 11:00 -
華やかスイーツ!大阪のいちごビュッフェまとめ・2025年版
2025.4.10 11:00 -
淡路島の観光&おでかけ&グルメスポット、2025年最新版
2025.4.2 19:30 -
テンプル大学、学生たちの京都生活。【PR】
2025.4.1 11:00 -
大阪から行く高知のおでかけ・グルメ2025最新版
2025.3.31 16:45 -
2025年は開業ラッシュ!大阪・梅田の新商業施設まとめ
2025.3.27 12:00 -
華やかスイーツ!京都のいちごビュッフェまとめ・2025年版
2025.3.24 10:00 -
華やかスイーツ!神戸のいちごビュッフェまとめ・2025年版
2025.3.7 14:00 -
【カメリア・マキの魔女占い】2025年上半期の運勢は?
2024.12.29 20:00