大阪府のコロナ陽性者、減少傾向にあるも今後1週間は要注意

2020.9.18 06:15

直近1週間の累計を検証して危機感を示した、健康医療部の藤井睦子部長(9月17日・大阪府庁)

(写真20枚)

新型コロナウイルス感染症に対する大阪府の対策本部会議が9月17日に実施。現在の感染状況は全体として減少傾向にあるが、直近1週間の累計では先週比で微増となり、健康医療部の藤井睦子部長が危機感を示した。

特に「夜の街関連」の新規陽性者が多かった第2波の感染者。そのため府では、ミナミの一部地域に対して休業・時短営業の要請をしたり、5人以上の飲み会・宴会の自粛要請などをおこなってきた。

その効果もあってか、これまで特に多かった40代未満の若い人や「夜の街関連」の新規陽性者が減少。府全体でも、ここ数日の新規陽性者は1日100人以下と減少傾向になっている。

しかし、会議のなかで藤井部長が特に注意したいと話したのが、直近1週間の新規陽性者の内訳。

「感染経路不明の人数が8月下旬以降、推定感染日ベースで増加傾向にある。これが感染拡大の兆候のひとつで、今後2週間程度遅れて感染者が増える可能性がある」と、注意したい点を明らかにした。

そして、「直近1週間では『夜の街関連』と若い方の新規感染者は増えている。さらに、大阪市外は横ばいで推移しているリンク不明者も市内は増えてきており、今後1週間は注意してみる必要がある」と慎重な様子を見せた。

また第2波では、7月22日から9月12日までに32カ所の施設でクラスターが発生。この時期に死亡した人の約半数が70歳以上の高齢者で、感染原因は高齢者施設クラスターだった。

これに対し吉村洋文知事は、「高齢者の方の命を守る観点からすると、居住型施設の超高齢で基礎疾患の方がいる施設に、いかにウイルスを持ち込まないか、クラスターを防ぐが重要な課題」と発言。

これに対し藤井部長は、「大変多くクラスターが起こったのが今回の波の大きな教訓。施設関連で陽性者が出た場合、できるだけ幅広く検査するための検査体制の強化を急ぎたい」と高齢者施設へのクラスター対策を引き続き強化することが決定された。

この日、大阪府の新規感染者は57人。減少傾向を見せたものの、府では引き続き10月9日まで、多人数で唾液が飛び交う宴会・飲み会は控えることや、高齢者とその家族、高齢者施設関係者への注意喚起を続けていく。

取材・文・写真/岡田由佳子

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