広い宇宙に存在するさまざまな星の集まりを指す「銀河」。その世界観をコンセプトにした、西日本エリアを走る新たな長距離列車「ＷＥＳＴ ＥＸＰＲＥＳＳ 銀河」が２０２０年９月１１日、ついに運行開始となった。

西日本エリアを宇宙に、各地の魅力的な地域を星になぞらえ、それらの地域を結ぶ列車という意味が込められたネーミングで、車両デザインは「えちごトキめきリゾート雪月花」などをデザインした川西康之氏が担当。

多様な旅のスタイルに応えられるよう、個室から、のびのびとくつろげるクシェット（寝台風の座席）やリクライニングシート、ファミリーキャビンまで多彩な種類の座席が用意されている。

「ＷＥＳＴ ＥＸＰＲＥＳＳ 銀河」は９月から京都・大阪～島根県出雲市を夜行特急として運行し、１２月からは山陽エリアを昼行特急として運行予定。そんな注目の新列車に、鉄道好きタレントの斉藤雪乃さんと試乗することに。

「ＷＥＳＴ ＥＸＰＲＥＳＳ 銀河」に乗り込んだ斉藤さんは、開口一番「私の大好きな１１７系車両が素敵に変身していて夢のよう」と大喜び。そんな斉藤さんの「ＷＥＳＴ ＥＸＰＲＥＳＳ 銀河」のおすすめのポイントは？

「かつての新快速車両だった１１７系車両を改造した長距離列車ができると聞いた時からわくわくしていましたが、こんなに素敵に様変わりしていてびっくり。夢のようです」

「車両ごとにすべてデザインが違うし、いろんなタイプの座席があるのも楽しくて、もはや１１７系ではない･･･。でも、運転台だけはあえてそのまま残しているそうなんですよ。粋な計らいですよね」

「寝台列車ファンとしては、ブルートレインを彷彿させる瑠璃紺色の外装に、かつての開放Ｂ寝台を思わせるクシェットがあるというのもたまりません。クシェットで横になった時の揺れも心地良くて、懐かしい気持ちになれますよ」

「ＷＥＳＴ ＥＸＰＲＥＳＳ 銀河のデビューに合わせて発売される駅弁もチェックしてくださいね。沿線のごちそうが満載です。駅弁を食べるなら、車内に数カ所あるフリースペースがおすすめです」

大阪駅から出雲市駅まで、約１１時間の旅を満喫した斉藤さんはまだまだ乗り足りない様子で、このように「ＷＥＳＴ ＥＸＰＲＥＳＳ 銀河」のことを語ってくれました。

現在、「ＷＥＳＴ ＥＸＰＲＥＳＳ 銀河」は抗ウイルス・抗菌加工を施すなど、新型コロナウイルス感染症の拡大防止に向けた各種取り組み対策を実施した上で、乗車人数を定員の約６割に削減して、日本旅行の旅行商品としてのみ販売されている。

「ＷＥＳＴ ＥＸＰＲＥＳＳ 銀河」ツアーの申し込みは事前抽選制で、１１月出発分の申し込みが９月１８日・昼１１時からスタート。締め切りとなる３０日・夕方６時（予定）までの応募のなかから抽選で当選者のみ申し込みが可能となる。

出発日、料金など、ツアーの詳細は日本旅行の「ＷＥＳＴ ＥＸＰＲＥＳＳ 銀河」特設サイトまで。