チョコプラ松尾、『ドキュメンタル』の名勝負と霜降り粗品への疑惑

2020.9.9 19:45

「モノマネ芸人みたいになっていますが、ちゃんとコント師であることを証明したい」とチョコレートプラネットの松尾駿

(写真8枚)

Amazon Prime Videoの人気バラエティ番組『HITOSHI MATSUMOTO Presents ドキュメンタル』のシーズン8(全5話)が8月21日より一挙独占配信され、好評を呼んでいる。

同番組は、松本人志からの招待状を受け取った10人の芸人たちが、6時間の制限時間のなかで、自分以外の参加者を笑わせるために芸を仕掛け、また笑わないように必死に耐える内容。笑ってしまうと、松本から段階的に警告を受け、最後は退場させられる。耐え抜いた芸人が複数いる場合は、「笑わせたポイント」が高い者が優勝者となる。

今回のシーズン8では、番組史上に残るひとつの名勝負が生まれた。チョコレートプラネットの松尾駿と、品川庄司の庄司智春の対決だ。松本も「見応えあったね。パワー対パワー」と絶賛したこのバトルについて、松尾本人に話を訊くと、「自分が仕掛けて、無防備に(芸を)打ちまくって誰かに当たればいいかというくらいで考えていた。でもまさか、庄司さんがカウンターで向かってくるとは・・・」と想定外の展開に面食らったという。

松尾が仕掛けたネタの元となったのは、チョコレートプラネットの「監禁〜密室ゲーム〜」。『キングオブコント2018』のファーストステージでも披露されたものだ。このネタは、普段であれば相方・長田庄平が、松尾の暴走をうまくまとめていくが、『ドキュメンタル』ではもちろん相方不在。

松尾は「あのくだりは30分、やるつもりだった。そうじゃないと成立しない。逆にあれを1分、2分やったところでは何も起こらないから」と我慢比べに持ち込む算段だった。ところが「30分やるつもりだったから、庄司さんがいきなり挑んできてびっくりしたんです」と、あらためて振り返る。

ちなみにエピソード1では、松尾がお得意のIKKOさんのモノマネを披露すれば、庄司が「ミキティー!」と愛妻の名前を絶叫する持ちネタをかぶせるという、コラボレーションが繰り広げられていた。手を取り合っていたはずの両者が、エピソード3で激突。エピソード1がひとつの伏線になる構成のおもしろさと、一方で「昨日の友は今日の敵」と言うべく非情さも感じられた。

『ドキュメンタル』に対する思いを語る松本人志

この対決を見守ったほかの芸人たちの口からは、「すごいね」という感心の声が漏れた。この「すごい」という言葉こそ、松尾が欲しかったものではないだろうか。というのも番組序盤、意気込みを問われた松尾は「同業者(芸人仲間)からのリスペクトが欲しい」と語っていたからだ。

松尾はこのコメントについて、「テレビの視聴者やライブに来てくださるお客さんを笑わせるのはもちろんのこと、芸人からも『おもしろい』と思われたい気持ちがずっとある。『ドキュメンタル』は、僕個人のおもしろさを測るのにすごく適している気がしたんです。だってこの番組は、『あいつはおもしろい』ということがモロに出るじゃないですが。そう思われたい気持ちが、リスペクトという言葉になりました。もし自分がつまらなくなったら、きっと先輩、後輩からリスペクトがなくなるはず」と真意を語ってくれた。

番組のなかでは松本が、松尾への期待値の高さを話す一幕もある。今のチョコプラの勢い的にも、先輩、後輩からのリスペクトは間違いなくあるはずだが・・・。

松尾は「芸人のなかで『こいつは俺のことをリスペクトしている反面、めちゃくちゃバカにもしているんじゃないか』というヤツが、ひとりいるんです。霜降り明星の粗品なんですけど。粗品とは『ドリームマッチ2020』(TBS系)で相思相愛になり、番組中でコンビを組みました『松尾さんとやりたかった』と言っていたので、おもしろいと思ってくれているはず。それなのにちょくちょく、僕のことをバカにした発言をしてくるんです」と苦笑いを浮かべる。

「リスペクトされている気もするし、そうでもない気もする」と語った粗品が隣に。©2020 YD Creation

『ドリームマッチ2020』では、粗品のなんでもないツッコミを、松尾が「おもれえ!」と過剰にもて囃すコントを披露。コント後半では、サーモグラフィを巧妙に使ってお互いの隠し事を暴いて笑いを集めるなど、息もぴったりだった。

しかし、「最近、『粗品は本当に俺のことをおもしろいと思っているのかな』と疑問なんですよ! 『おもしろい』と言って僕をわざと持ち上げるとか、そういう粗品なりの遊びをやっているんじゃないかなって」と、疑いは深まるばかり。

ちなみに松尾と粗品は、シーズン8の前に収録されたものの、度を超えた内容がAmazon側の逆鱗に触れてお蔵入りとなりかけた「幻のシーズン」で共演している。この「幻のシーズン」の問題点を追求する緊急討論会は、9月4日より全4話で配信。もしかすると、ここで松尾と粗品の現在の関係性がうかがえるかもしれない。

取材・文/田辺ユウキ

『HITOSHI MATSUMOTO Presents ドキュメンタル』シーズン8

出演: 松本人志(ダウンタウン)、千原せいじ(千原兄弟)、千原ジュニア(千原兄弟)、藤本敏史(FUJIWARA)、チャンス大城、ケンドーコバヤシ、くっきー!(野性爆弾)、河本準一(次長課長)、庄司智春(品川庄司)、藤田憲右(トータルテンボス)、松尾駿(チョコレートプラネット) 
(C)2020 YD Creation 

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