全国の「すき家」で、８月２６日から新しいカレーが発売された。「すき家」発祥の地である横浜の名を冠した「横濱カレー」というレトロなネーミングに惹かれ、さっそく食べてみた。

店内のポスターによると、たっぷりの野菜がとけこんだ優しいコクの欧風ルゥが特徴とのこと。丼チェーン店のカレーはどんどんクオリティが上がっているから楽しみだ。

基本のシンプルなカレーは４８０円。そのほか、オム牛カレー、カレートリプルニンニクＭＩＸなどがあり、さらには牛肉、オム、チーズ、ソーセージ、温玉、ほうれん草と全６種類のトッピングもスタンバイ。大いに迷った結果、ポスターにも大きく載っているおすすめ品の「横濱オム牛カレー」に決めた。

牛丼でおなじみの牛肉がご飯の上にのり、ルゥとの境目には見るからにふわとろな「オム」が。好物がひと皿に盛り込まれており思わずにんまり。

ルゥは、まろやかなコクがあってとても優しい味わい。辛味はほとんど感じない。「オム」にはとろけるチーズとほうれん草が入っていてこれまたマイルド。甘辛い牛肉とカレーのルゥという和と洋の味をうまくつなげてくれる。

公式サイトによると「もっと辛いのがいい」という人向けに、辛さのレベルが５段階から選べる「辛口ソース」も用意されているとのこと。私が注文したときは特に案内がなかったので、辛口が好きな人は忘れずに申し出るのがいいかと。

私と同じく、発売日にさっそく実食した人は、「ほうれん草入りのオムがいい感じで牛も当然美味しい」「オムレツも牛肉もカレーも全部大好きな物を一度に食べれて幸せなカレーだなと思います」とみな満足そう。ですよねですよね、わかります。

次はどのトッピングを組み合わせようか、なんなら全部のせもしてみたい。デイリーな夢が広がるひと皿だった。

文・写真／泡☆盛子