観光地として活性化目指す、奈良の歴史ある蔵元が宿に

2020.8.26 07:15

築130年の醤油蔵の一部が客室に

(写真11枚)

元禄2年創業・奈良最古の醤油の蔵元で1949年に廃業した「マルト醤油」(奈良県田原本町)が、8月29日に宿泊施設としてオープン。歴史ある神社や遺跡がある田原本(たわらもと)の観光が活性化するきっかけを目指すという。

かつては皇室に納めていた由緒ある醤油の蔵元だった同店。戦後の物資不足を理由に先代が閉業してからは、約70年間も醤油の醸造がおこなわれていなかった。

そこで、第18代目当主・木村浩幸さんが2013年頃から復活させるためにプロジェクトを開始。醤油の醸造をスタートするとともに、施設の一部を宿泊施設「NIPPONIA 田原本 マルト醤油」として営業する。

築130〜140年、奈良伝統建築様式「大和棟」が残った屋敷内の材料庫、書物庫などをリノベーションし、客室は全7室。創業当時から使われている梁や調度品も使用されるなど、歴史を感じられる空間となっている。

木村浩幸さんは、「三輪山、大和川、田園が広がり、2000年変わらないと言われる景色が望める場所です。醤油文化を知ってもらうことはもちろん、当時の蔵人の暮らしを体験し、いろいろと感じていただけたらうれしい」と話す。

そのため宿泊者は醤油蔵の見学や醤油絞り体験など、醤油文化を学べるプログラムに参加可。また、近くの大宮神社の別宮である村屋神社や、弥⽣時代の集落の遺跡である国史跡唐古・鍵遺跡などの観光の楽しみも提案する。

宿泊は1人1泊19000円〜55000円(時期によって変動あり)。朝食には地元産食材を使い、しぼりたての醤油を存分に味わえるものが用意される。場所は近鉄・田原本駅から車で約10分。

取材・文/野村真帆

「NIPPONIA 田原本 マルト醤油」

2020年8月29日(土)オープン
住所:奈良県磯城郡田原本町伊与戸170
営業:9:00〜19:00(※土曜のみ9:00〜18:00)
電話:0744-32-2064

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