福本莉子「北村匠海さん曰く、サバサバ砂漠な性格です」

2020.8.12 19:15

2016年開催の「東宝シンデレラ」オーディショングランプリをきっかけに芸能界デビューした、福本莉子

(写真10枚)

「どんなポジションでも輝ける女優に」

──北村さんが雑学王だなんて全然知りませんでした! ほかに印象に残っていることはありますか?

映画の後半に図書館のシーンがあるのですが、役と自分の歩幅が合わなくて何度かやり直しをしたんです。そうしたら、「あのシーン、心に響いたよ」ってメールをくださったんで、すごくマメな方だなぁ・・・と。

──優しさにときめくのではなく、マメさに驚かれたのですね(笑)。

もちろん、優しいなぁって! うれしいと同時に、マメだなぁ、丁寧だなぁって。幼馴染役を演じた赤楚さんは、一番年上でお兄さんなのですが、4人で集まるといじられキャラだし天然で。ピュアさが役とリンクしていて素敵な方だなと思いました。

文化祭でのワンシーン。左から、由奈演じる福本莉子、理央を演じる北村匠海。© 2020「思い、思われ、ふり、ふられ」製作委員会 © 咲坂伊緒/集英社

──浜辺さんは事務所の先輩なんですよね。

そうです。浜辺さんとは4度目の共演になるのですが、『思い、思われ、ふり、ふられ』は私にとって今までで一番チャレンジした作品で、実は不安も結構ありました。だから、浜辺さんが一緒というのは心強かったですね。

──神戸でロケをされていたそうですが、キャスト同士でどこかに出かけたりしましたか?

浜辺さんとは三宮の「ミント神戸」に映画を行きましたよ。2人とも気になっていた『名探偵コナン』を観ました。スケジュールがなかなか合わなかったのですが、キャスト4人と監督とで焼肉も食べに行ったのも良い思い出です。

──福本さんは大阪府のご出身ですよね。東京暮らしはいかがですか?

東京は人が多いですね。大阪に住んで週末だけ仕事で東京に行く生活をしているときは大丈夫だったのですが、いざ住むとなると寂しく感じて。東京はこんなに人がいるのに、私はひとりな気がして。話し相手もいないから、大阪の友達によく電話をしていましたね。

新型コロナウイルスの影響で自粛している間は、普段の自炊では出来ないものを作ろうと、1時間くらいすね肉を煮込んでビーフシチューを作りました。すっごくおいしくできて満足です。ガパオライスや餃子なんかも作りましたよ。

「中高一貫の女子校に通っていて、文化祭も男子厳禁。だから、劇中の文化祭のシーンは新鮮で楽しかったですね」

──すごいいろんな料理に挑戦されたんですね! ここ数年で女優としてどんどん成長されている福本さんですが、努力されていることや今後の目標はありますか?

できる限り映画やドラマを見るようにしています。役の種類って本当にたくさんありますが、監督が「この作品のあの役っぽい感じ」と話したときに、すぐ理解できるような引き出しを作っておきたいんです。

もっといろんな作品に出て、常にいろんな役に挑戦していきたいと思っています。私の目標は、どんなポジションでも輝ける女優さん。見た人の心に引っかかる、気になる存在でいられたらなと思います。振り切ったコメディもできるし、シリアスな役も演じられる長澤まさみさんは憧れの存在ですね。

『思い、思われ、ふり、ふられ』

2020年8月14日(金)公開
原作:咲坂伊緒「思い、思われ、ふり、ふられ」(集英社マーガレットコミックス刊)
監督・脚本:三木孝浩
出演:浜辺美波、北村匠海、福本莉子、赤楚衛二ほか
配給:東宝

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