奈良県知事「観光の呼びかけは、まずは身近なところから」

2020.7.1 06:15

奈良県の観光業のこれからについて定例記者会見で語った荒井知事

(写真2枚)

6月19日に大都市往来自粛が解除されたことを受け、6月22日の定例記者会見で奈良県の荒井正吾知事が、県における観光のこれからについて語った。

知事は、「奈良県の方は、今まであまり(自身の)県を楽しんでおられなかったのではないかなと私は思う。もっと奈良県を楽しんでもらえるようにこんな良いところがありますよとお伝えしたい。身近な旅行、身近な楽しみをみつけ、楽しくて安全なところへ」とメッセージを発信。今後のアプローチとしては、「観光の呼びかけは、まずは身近なところから始めたい」と語った。

奈良県は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で落ち込んだ観光業界の回復をはかり、宿泊を喚起するため、県民を対象とした料金を最大7割引にする「県内宿泊等促進キャンペーン」を実施する。そのため、同キャンペーン業務委託事業者を募集中。7月2日には「猿沢イン」イベントルームにて受託者募集説明会も開催される。

「身近なところでの需要を大事にしていこう」との考えから生まれたこのキャンペーン。県内の宿泊施設等において、宿泊だけでなく、ランチやディナーなどの飲食プランを利用した際にも割引対象になる。

知事は、「近くのリピーターを増やすのがこれからの観光業界全体の目標になる」と説明し、「なるべく早く実行できるよう、県民の方が(同キャンペーンに)関心を向けてもらいたい」と意気込んだ。問い合わせ先は、奈良県観光局インバウンド戦略・宿泊力向上室。

取材・写真/いずみゆか

「奈良県観光局インバウンド戦略・宿泊力向上室」

電話:0742-27-8435

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