京都の人気作家の呼びかけで、「手作りマスク」プロジェクト

2020.5.12 09:00

マスクは3サイズあり、大サイズは男性にも。中サイズは女性、10歳以上の子どもに。子ども用は幼児~小学生を対象にデザイン

(写真4枚)

京都の手づくり暮らし研究家・美濃羽まゆみさんの呼びかけで、有志による「手づくりマスクプロジェクト」がスタート。子どもの本専門店「メリーゴーランド京都」(京都市下京区)のオンラインショップで、完成したマスクを5月13日から順次販売する。

服づくりや暮らしの書籍を手がけ、FU−KOとして親しまれる美濃羽さん。毎年服の受注会を同店でおこなってきたが、5月の予定は中止に。そんななか、現在休業中の「メリーゴーランド京都」店長・鈴木潤さんが、「急場凌ぎにどこにでもあるものを扱うのではなく、ここならではのものを届けたい」とスタートしたオンラインショップに共感して、マスク作りを考案した。

美濃羽さんが服づくりの余り布とレシピを提供し、「自宅待機中のお母さんたち、手作りで活動したい人にとって、社会との接点や暮らしのメリハリになれば」と、募集を呼びかけたところ120名以上もが応募。参加希望者からは「大好きな店なので応援したい」「困っている誰かの役に立つなら」「自粛生活の中でやるせなさを感じていたが、一歩踏み出すきっかけになった」という声が多数届いているという。

今回は、第1弾として約20名が実際に参加して、5月上旬に約200枚のマスクが完成。マスクは大人用2サイズと子ども用の3種類あり、フィットするよう立体的にデザイン。無地やチェック柄など、表地はナチュラルな服地。裏地は肌触りの良いコットンを使用し、洗って何度も使えるように。色柄はおまかせで、家族や友人と使えるセット3枚1800円(税・送料別)で販売する。

今回のプロジェクトを通じて美濃羽さんは、「店と作り手と買い手の、いい循環が生まれたら」と願う。布地のストックがなくなり次第、制作終了。5月末頃まで納品予定。また、美濃羽さんのブログから型紙は誰でもダウンロード可能、作り方は動画にして広く配信する。

取材・文/宮下亜紀 写真/美濃羽まゆみ

メリーゴーランド京都

住所:京都市下京区河原町通四条下ル市之町251-2 寿ビルディング5F
営業:11:00〜19:00
定休日:木曜(祝日の場合は営業)
電話:075-352-5408

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