京都のミニシアター、未来の映画鑑賞券で支援

2020.4.24 09:00

京阪出町柳駅から徒歩徒歩5分の位置にある出町座

(写真3枚)

新型コロナウイルスの影響による経営危機を乗り越えるため、支援を呼びかける文化施設が全国的に増えるなか、京都の映画館「出町座」(京都市上京区)も、『出町座未来券』プロジェクトを実施している。

 「将来的に出町座へ足を運んでもらいたい」という願いがこめられて発案された同ブロジェクト。支援者へのリターンとして、書店とカフェを併営する同施設では、先々に使用できる「映画鑑賞先売り券」「未来図書券」「未来カフェ券」の各チケットなどが用意されている。

 4月17日の全国への「緊急事態宣言」を受け、翌日より映画館は休業となっており(1階の書店、カフェは営業中)、田中誠一支配人は、映画にとって「場」がいかに必要なものかあらためて認識したという。

 「配信やソフトで映像作品を自宅鑑賞できる時代ですが、それでも多くの人が映画館に訪れてくれている。どんな状況でもみんな、映画館で映画を観るという体験をあきらめていない。今はそれが出来ないけれど、出来ないがゆえに求めてくれていることを感じます」と田中支配人は話す。

 さらに「出町座」では、これまで開催してきた映画のトークイベントを、記事としてWEB上で配信する企画も準備中。田中支配人は「過去と現在、過去と未来をつなぐような、有意義なものをリリースしたい」と、まさに未来を見据えて語ってくれた。

 今回のプロジェクトは、クラウドファンディング・プラットホーム「MOTION GALLERY」で、6月8日23時59分まで受付。4月23日の時点で1200人をこえる支援者が集まっている。いつか営業が再開され、たくさんの人とともに映画館で映画を観たい――。『出町座未来券』にはそんな前向きな気持ちが託されている。

 取材・文/田辺ユウキ

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