兵庫県に発令された「緊急事態宣言」により、旅館が休業するなど兵庫県の温泉地にもその影響が広がっている。

同県を代表する温泉地・城崎温泉の老舗旅館「西村屋」「西村屋ホテル招月庭」、泉質の良さで人気の湯村温泉の旅館「佳泉郷 井づつや」「朝野家」などが、相次いで発表した。

４月１０日から５月８日まで休業中の「朝野家」の朝野浩昌専務は、「湯村の温泉街は、３月はまだ少しは観光客の方々がいらっしゃりましたが、４月になってからはほとんどいません。そんな状況で、兵庫県にも緊急事態宣言が出たので、自粛して臨時休館することにしました。早く収束して欲しいです」と願いを語る。

また同館は、３月末から発売していた同館としては破格の素泊まりプラン「コロナゼロ」（５６７０円）などを企画していたがいったん中止に。ただ、再開した際には観光地に人を呼び戻すためには企画していきたいとのこと。