新型コロナで奈良市の小学校、運動場で青空入学式

2020.4.11 10:00

運動場で開催され、青空入学式となった奈良市内の小学校の様子(4月8日)

(写真2枚)

新型コロナウイルス感染拡大に伴い、4月2日に市立幼小中の再開を2週間延長すると決めた奈良市。4月8日の小学校入学式は急きょ、異例の運動場でおこなわれた。

これは、4月7日に中学校の入学式がおこなわれた際、感染を心配して一部の新入生や保護者の欠席があったことが理由。新1年生が1クラスの小学校は、間隔をあけて通常通り体育館で開催された。

市内の新入学生、新入園生は、30分間の短縮版で入学・入園式をおこない、そのまま4月17日まで休校になる。参加者は、新入生、教職員、保護者のみで、在校生と来賓の参加はない。さらに保護者は同居の2名以内に限定され、かなり規模が縮小された。

仲川げん市長は、「少しでも子どもや保護者に安心して入学入園を祝ってもらいたい、との思いもあり変則的な形となりました」と説明した。

当日、新1年生たちは、新しい教室に入ることはなく、掲示板でクラスを確認し、運動場に間隔を空けて並べられたクラスごとの席に座った。

異例づくしの青空入学式になったことに対し、娘さんが新1年生の佐藤さん(奈良市40代女性)は、「こんな状況だけれど、入学式がないよりはあった方が良かったので、むしろ外でやってくれて安心した。子どもも『今日から小学生になった』と意識の切り替えができた」と喜びを話した。

新しいランドセルを背負って入学式に参加した佐藤さんの娘さん

佐藤さんの娘さんも「どうしてもランドセルを背負って(入学式に)参加したかった」と笑顔。さらに「本当は明日から(学校へ)行きたかった。コロナはもういや」とも。

佐藤さんは、「新1年生になるので娘は勉強する気持ちがすごくあったのに、休校になってしまって本当にタイミングが悪いなと思った。担任の先生の挨拶もマスクをしているから、顔があまりよく分からなかった」と胸中を明かした。

今年の入学式では、感染防止のため、集合写真の撮影も中止となった。

取材・写真/いずみゆか

  • LINE
  • お気に入り

関連記事関連記事

あなたにオススメあなたにオススメ

コラボPR

合わせて読みたい合わせて読みたい

関連記事関連記事

コラム

ピックアップ

エルマガジン社の本