病院から4分、神戸市が新型コロナ軽症者向けに100床確保

2020.4.10 10:15

感染症指定病院から車で4分の立地にある「ニチイ学館 ポートアイランドセンター宿泊棟」(提供:神戸市)

(写真5枚)

新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、神戸市では軽症者を受け入れる宿泊療養施設として、医療・介護サービス会社「ニチイ学館(本社:東京都)」の「ポートアイランドセンター宿泊棟」の100床を確保したと4月9日に発表した。

新型コロナウイルス感染による神戸市内の入院患者数は、4月8日現在で36人(退院者数は除く)。市が当初確保した50床に迫っており、この1週間で感染者数も増えているため、民間から軽症者向け施設を調達した形となった。

神戸市では、すべての患者をいったん病院に入院させたうえで、医師が診断。急変の可能性が低いと判断されれば、24時間体制で看護師が配置される本施設に移され、医師が健康観察をおこなう。

「ニチイ学館 ポートアイランドセンター宿泊棟」は、感染症指定病院である「神戸市立医療センター中央市民病院」から車でわずか4分の立地。患者の急変にも対応しやすいことや、部屋が個室であることから、神戸市が受け入れを打診したという。

久元喜造神戸市長は4月9日の定例会見で、「中央市民病院との連携が図れ、100もの個室が確保できるのは、他都市にはなかなかない条件。ご協力に心から感謝いたします」と謝意をあらわした。ここでは食事も含め、滞在費の全額が公費で負担となる。

同宿泊棟へは4月11日から入居を開始。施設の運営については、隣接する建物との通路は閉鎖、施設への取材を制限、使用終了後は消毒を徹底して返却するなど、風評被害も含めた感染防止策に力を入れるという。

取材・文・写真/合楽仁美

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