新型コロナウイルス感染症対策本部会合で、ブッフェの自粛要請の発表を受けて、一部の関西ホテルが３月２日から対応を開始している。

関西では、１年で一番人気のいちごブッフェの開催期間、しかもいちごが食べ頃というピーク期間に当たる３月。そのため中止という判断はかなり難しい判断に。人気が高い「ザ・リッツ・カールトン大阪」（大阪市北区）の『アフタヌーンブッフェ「ハッピーストロベリーウェディング」』では、「お客が着席したまま楽しめるよう、スタッフがお皿にスイーツをのせてサーブいたします」と、担当者は話す。

最初に１０種の盛り合わせプレートを提供し、その後、コーンスープ、いちごのリゾット、異なるメニューがのった２皿目の１０種盛り合わせ。最後にスタッフが、スイーツや軽食を手にテーブルを巡って、追加でメニューを提供することで食べ放題が実現された。

また、自粛要請の前である２月２８日、ブッフェについての対応をいち早く発表した「ハイアット リージェンシー 大阪」（大阪市住之江区）は３月７日から、いちごブッフェの『ストロベリースイーツ「Ｇｌｏｂｅ ｏｆ Ｂｅｒｒｉｅｓ」』のスタイルを変更する。

最初にブッフェメニューのスイーツと軽食をアフタヌーンティー専用スタンドで提供。その後、スタッフがテーブルまで料理を持って巡る分に関しては、好きなだけいただける。この変更によって、料金も４９００円を４５００円（共に税サ別）に割引きされる（赤のアイテム着用で４０００円に）。

また、ブライダル会場「大阪アートグレイス ウエディングコースト」で予定されていたいちごブッフェは中止に。今後も、スイーツブッフェの提供方法を変更、中止などの対応が増えると予想される。