佐藤浩市と火野正平、東日本大震災の映画を「題材として危険だと思った」
2020.2.10 22:30

左から火野正平、佐藤浩市(2月10日撮影)
(写真3枚)
東日本大震災による福島第一原発事故を題材にした、ノンフィクション作品が原作の映画『Fukushima 50』。公開に先駆けて、2月10日に大阪市内で試写会が開催され、主演の佐藤浩市と火野正平が撮影秘話を明かした。
最初に佐藤は、「この映画の一般試写を最初に見ていただいたのは福島の方々。正直、怖かったです。地震や津波のリアルなカットが映像として流れる。それを皆さんに踏ん張って見ていただくことで、明日につなげる作品だと思います」と神妙な面持ちで挨拶。
火野は、「テレビやニュースで、これはヤバいことだぞ、とは分かっていたんだけど、実際に何やってるか分からなかった。それがこの映画で分かると思う」と語った。
この映画のオファーが届いた時「正直、題材として危険だと思った。まだ早いと思った」(佐藤)、「こんな映画作っていいのかなと思った」(火野)というふたりだが、「前線にいた現地雇用の職員の方々を中心に描きたい、という監督の思いに応えて」(佐藤)参加することを決意したという。
福島で撮影を行った実感として、「(震災と復興は)何も終わっていない、下手したら始まっていないかもしれない」と語った佐藤。富岡町の帰還困難区域で撮影をした、ラストの桜を見上げる数年後のシーンでは、「自分自身と役柄の思いは必ずしも一致はしないが、複雑な気持ちは映ってくれていると思う」と力を込めて語った。映画は3月6日より全国で公開される。
取材・文・写真/上地智
関連記事
あなたにオススメ
コラボPR
-
大阪アフタヌーンティー2025年最新版、編集部取材のおすすめポイントも
2025.10.16 11:00 -
大阪・関西ランチビュッフェ2025年版、ホテルの食べ放題を満喫
2025.10.16 10:00 -
京都「オーバーツーリズムって何?」#空いてる国宝萬福寺[PR]
2025.10.15 18:15 -
【大阪・関西万博2025】半年間ありがとう!地元編集部が取材した人気グルメから穴場スポットまとめ
2025.10.13 11:00 -
淡路島の「日本酒」に注目!秋の旬と味わう旅へ[PR]
2025.10.10 17:00 -
京都アフタヌーンティー2025年最新版、編集部取材のおすすめポイントも
2025.10.8 11:00 -
港町の心地よさに浸る、OMOろい旅 in 函館[PR]
2025.10.7 16:00 -
大阪スイーツビュッフェ・リスト2025年版、ホテルで甘いものを満喫
2025.10.6 00:00 -
現地取材で発見!知らなかった宇治の魅力【2025年最新版】
2025.10.1 08:30 -
なぜこんなに「宇治抹茶」が世界的に人気なのか?[PR]
2025.9.30 08:00 -
写真を撮って…豪華賞品ゲット!期間限定コンテスト[PR]
2025.9.29 19:00 -
話題の新作ノンアルビール、飲んでみた[PR]
2025.9.24 11:30 -
OsakaPointでおいしくたのしく大阪めぐり[PR]
2025.9.22 17:00 -
万博・ポーランド館で人気、現地さながらの体験とは?[PR]
2025.9.12 13:30 -
万博で日本一やかましい祭!?三重の魅力を1日で堪能[PR]
2025.9.12 07:00 -
神戸アフタヌーンティー2025年最新版、編集部取材のおすすめポイントも
2025.8.29 10:00 -
大阪から行く高知のおでかけ・グルメ2025最新版
2025.8.22 17:00 -
大阪ビアガーデン2025年版、編集部取材のおすすめポイントも
2025.8.22 12:00 -
京都・滋賀のおすすめビアガーデン2025年最新版
2025.7.23 13:00 -
奈良のおすすめビアガーデン2025年最新版
2025.7.15 15:00 -
関西のおすすめ音楽フェス・2025年最新版
2025.7.9 09:00