大阪メトロの御堂筋線で、特に需要が多くなる金曜日の終電延長の実験が、１月２４日と２月２１日の２日間、おこなわれる。

これは国土交通省の「ナイトタイムエコノミー」の実験に協力するもので、大阪メトロ御堂筋線の終電時刻をおおむね２時間延長し、沿線エリアにおける夜間の消費動向や人口流動、交通需要に与える影響を調査するもの。あわせて、深夜運行の実施に際しての鉄道事業者側の課題や対応策についても確認するとしている。

国土交通省では「明日の日本を支える観光ビジョン（平成２８年３月３０日策定）」における、訪日外国人旅行者数を２０２０年４０００万人、２０３０年６０００万人、訪日外国人旅行消費額２０２０年８兆円、２０３０年１５兆円という目標を掲げており、達成に向けて、訪日外国人旅行者の受け入れ環境整備など、さまざまな取り組みを進めているところだという。

その一環として、訪日外国人旅行者の受け入れ拡大や消費促進を図るためには、夜間（ナイトタイム）を有効活用し、新たな消費機会の創出やナイトライフの満足度向上に繋げることが重要で、そのためには夜間の周遊のための環境整備が課題ということで、同実験がおこなわれることとなった。

終電延長実施時における御堂筋線の各駅利用可能出入口は、公式サイトで確認を。