山田監督による大阪弁の「男はつらいよ」

2019.10.25 06:00

大阪版・フーテンの寅さんを演じることになった落語家・桂雀々

(写真2枚)

東京・葛飾区柴又出身の車寅次郎が主役の映画『男はつらいよ』シリーズ。その舞台が大阪に変わった『贋作 男はつらいよ』がドラマ制作され、2020年1月にBSプレミアムで放送される。

山田洋次監督、渥美清主演で1969年8月に第1作が公開され50年、12月には22年ぶりの新作『男はつらいよ お帰り 寅さん』が控えている同シリーズ。妹・さくらとの情愛や、マドンナとの出会いと別れなど、寅さんお決まりの人情話は長らく多くのファンを癒やしてきた。

今回寅さんを演じるのは、関西の落語家・桂雀々。落語会『桂はつらいよ』で扮した風貌が寅さんと似ていることから、山田監督自らが新しい寅さん像を着想したという。

舞台は、東大阪市「石切神社」の参道にある甘味処「くるまや」。平穏な日々が流れていたある日、寅次郎が30年ぶりに帰ってきて・・・。寅さんの妹・さくら役は常盤貴子が務め、本作ではファミリーがみんな大阪弁をしゃべる。

山田監督が共同脚本に名を連ねる本作。「設定を現代に置き換えて贋作をうたうが、『本物の本物による贋作』であることがドラマの一番の見どころです」と同局は意気込む。

ほかにも笹野高史や北山雅康ら同シリーズの常連も出演。放送は1月5日から26日までの毎日曜・夜10時からBSプレミアムにて(全4回)。

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