神が集まる神在月に、神戸と出雲の直行便

2019.10.17 13:00

長さ13.6m、重さ5.2tと日本最大級の大きさを誇る、「出雲大社神楽殿」の大しめ縄(注連縄)

(写真3枚)

神様が「出雲大社」に集合し、ほかの地では神が不在になるため、「神無月(かんなづき)」と呼ばれる旧暦10月。それに合わせて10月末に「神戸空港」と「出雲空港」間の路線が新規就航する島根県が16日、神戸市内で観光情報説明会をおこなった。

この時期、全国の神様が集まる島根では「神在月(かみありづき)」と呼ばれ、10月11日・15日・17日(今年は11月7日・11日・13日)は『神在祭』。神々が「出雲大社」で会議をおこなうため、多くの観光客が足を運ぶ。

しかし地元では、神様が帰る26日までは「お忌みさん」と呼び、踊りや歌、宴会などを禁止。集まった神様たちの話し合いの邪魔にならないよう、にぎやかなことを慎むという。

全国の神様が各地域へ帰る前に集まる「万九千(まんくせん)神社」(出雲市)の宮司・錦田剛志さんは、「神様がいる間は大好きなお酒を断つので、神在祭が終わると私はフラフラ。禁断症状かも」と話し、笑いを誘った。

神職とは思えない軽快なトークで出雲の神々について話す「万九千神社」の錦田剛志宮司
神職とは思えない軽快なトークで出雲の神々について話す「万九千神社」の錦田剛志宮司

縁結びの神様として信仰される大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)が祀られる「出雲大社」。しまね観光大使の福代恵梨さんは、「恋愛だけでなく、仕事や人間関係など『ご縁』にはいろいろあります。出雲大社でご縁を結び、美肌効果のある出雲そばや日本酒、温泉を楽しむ旅にお越しください」とアピールした。

2019年の旧暦10月は、10月28日から11月26日まで。神戸と出雲を結ぶ路線は神在月の始まる前日・10月27日から航空会社「フジドリームエアラインズ」により就航する。片道6500円から。

取材・文・写真(人物)/合楽仁美

  • LINE
  • お気に入り

関連記事関連記事

あなたにオススメあなたにオススメ

コラボPR

合わせて読みたい合わせて読みたい

関連記事関連記事

コラム

ピックアップ

エルマガジン社の本