ラグビーW杯神戸は大成功、久元市長喜ぶ

2019.10.12 10:00

神戸最終戦となった10月8日、大会主催者であるワールドラグビーのビル・ボーモント会長から記念品が贈られた 提供:神戸市

(写真5枚)

『ラグビーワールドカップ2019』の試合会場のひとつ「ノエビアスタジアム神戸」(神戸市兵庫区)では、南アフリカ対カナダ戦(10月8日)をもって予定日程がすべて終了。神戸市の久元喜造市長は10日の定例会見で「大きな事故もなく大成功だった」と振りかえった。

神戸会場では9月26日、30日、10月3日、8日に試合がおこなわれ、観客動員数は4試合で10万9650人を記録。試合後には「三宮センター街」で『ヨルバル』、地下街「さんちか」では『さんちかビアバル』が開催され、大いに賑わった。

外国人観光客と日本人がともに楽しんだ様子を見た久元市長は、「海外から人がたくさん来ると、街の楽しみ方、消費のパターンが日本人観光客とは違う。いつもと違う需要が生まれ、違うサービスが供給できることを実感した」と話し、今までと違うやり方で街がにぎわったことに手ごたえを感じたようだ。

試合終了後に地下街「さんちか」の『ビアバル』で盛り上がる人々。スコットランドの民族衣装・キルトをはいた人も(9月30日・スコットランド対サモア戦終了後)
試合終了後に地下街「さんちか」の『ビアバル』で盛り上がる人々。スコットランドの民族衣装・キルトをはいた人も(9月30日・スコットランド対サモア戦終了後)

来年の『東京オリンピック・パラリンピック』はもちろん、再来年2021年には『ワールドマスターズゲームズ』が神戸を含む関西全域で、また『世界パラ陸上』が神戸で開催される。

久元市長は、「今回得られたノウハウや成果を検証し、これらのイベントで世界から訪れる人をおもてなししたい」と意気込み、13日に予選リーグ最終のスコットランド戦を残すラグビー日本代表に対し「決勝へ進んでほしい」とエールを送った。

取材・文・写真/合楽仁美

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