劇団の客演が受賞、明暗分けた関西演劇祭

『ベスト脚本賞』を受賞した「コケコッコー」の野村尚平(右)とプレゼンターの西田シャトナー
関西にゆかりのある10団体が対戦形式で演目を上演し、今年初開催となった『関西演劇祭』が、9月28日に閉幕。29日、「SSホール」(大阪市中央区)で統括式典が執りおこなわれ、各賞が発表された。
個人に贈られる賞のなかでも『ベスト脚本賞』と『ベスト演出賞』は、劇団「コケコッコー」の主宰・野村尚平が独占。令和喜多みな実(旧・プリマ旦那)のボケ担当ながら、吉本芸人が中心の劇団でその手腕を発揮した。
審査員で映画監督の行定勲は、「脚本・演出の両方を受賞。どっちがよかったかというよりは、このふたつが合わさった、その演劇センスが抜群でした」と評価。さらに、審査員の演出家・西田シャトナーも彼の脚本に「非の打ち所がない」と絶賛した。
また『ベストアクター賞』と『ベストアクトレス賞』は、ともに劇団「オパンポン創造」の作品で舞台に立った俳優・川添公二と一瀬尚代が受賞。

審査員を務めたNHK大阪の盆子原誠プロデューサーは、川添を「一見簡単そうで難しい役を淡々と確実にこなす」と評し、一瀬を「家庭らしさ、女性らしさという素地の部分が反映されていて、物語にすごく寄与されたと思う」と評した。
実は、劇団「オパンポン創造」は作・演出を務める主宰・野村有志による一人演劇ユニット。今回の演劇祭では、客演の2人がベスト賞を受賞し、野村は『脚本賞』『演出賞』へのノミネート止まりだった。
自身のTwitterで、「俺、もっとオモロなる!!!!!!!」と奮起した野村。授賞した川添は、「脚本と演出を野村くんが獲れなかったのが悔しくて・・・。野村くんのすばらしい脚本、演出。そして役者としてもすばらしい人です。獲れたのは野村くんのおかげ。ありがとうございました」と涙を見せながら感謝の気持ちを表した。
団体としては、「夕暮れ社 弱男ユニット」が『審査員特別賞』、「コケコッコー」が『観客賞』を受賞。次回、第2回は2020年9月に開催されることも発表された。
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