危ない交差点ワースト10、半数が大阪

2019.9.26 08:00

2018年の全国ワースト10

(写真3枚)

「一般社団法人 日本損害保険協会」(会長:金杉恭三)が、2018年「全国交通事故多発交差点マップ」を発表。全国のワースト1は、大阪府「上本町6丁目交差点」と福岡県「湯川交差点」となった。

人身事故の半数以上を占めるといわれる、交差点やその付近での交通事故。その防止・軽減を目的として、2008年度から同マップは毎年発表されている。すでに1700以上の交差点情報があり、都道府県ごとに人身事故件数ワースト5の場所についての特徴や事故の状況、要因や予防方策などを見ることができる。

今回ワースト10内の半数に名を連ねてしまった大阪府では、1年の間に上位5カ所の交差点で81件の事故が発生しており、左折事故(26件)が特に多く、次いで多かったのが追突事故(21件)だった。

たとえば1位となった「上本町6丁目交差点」は、東西の千日前通り(大阪枚岡奈良線)と、南北の上町筋(赤川天王寺線)が交差する四差路交差点で車線数が多く、中央分離帯もある大きな交差点。近くにはバス停があり、駅近くのため車だけでなく歩行者の通行も多いという。さらに左折の車と横断中の自転車との衝突事故も多数発生している。このように安全確認すべき点が多いことが、同交差点がワースト1となった理由と思われる。

すでに企業の交通安全研修やカーナビへの情報連携などにも活用されている同マップの情報だが、交差点の地図や写真も掲載されているので、1度目を通しておきたい。

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