新世界で55年ぶり、盆踊りで賑わう下町

2019.8.21 21:55

大勢の人で賑わった『新世界盆踊りー新世界 DE 踊りまSHOWー』(8月21日・通天閣)

(写真2枚)

新世界の「通天閣」(大阪市浪速区)で55年ぶりとなる盆踊り大会が21日に開催。地元の人や観光客でにぎわった。

まだ明るい夕方5時からスタートした同イベント。ライブ演奏などを挟み徐々に集まった参加者は、最後に流れた『河内音頭』ではグルリとやぐらを囲んだ。

楽しげに踊っていた地元で暮らす70代の女性は、「前回は知らないのですが、友人に誘われて数人で来ました。そりゃもう、楽しかったです」と満面の笑みを浮かべた。

踊り慣れた高齢者に混じって、見よう見まねで踊る若者やうちわを振りまわして自由に楽しむ人の姿も。実行団体の南幸弥さんは、「自由参加なので、海外の方もフラリと入ってくれた。これをきっかけに毎年続けたい」と喜んだ。

いまや大阪を代表する観光地のひとつ「新世界」。明治時代に『内国勧業博覧会』の開催地として整備され、跡地は戦後まで歓楽街として栄えたが、昭和後期は風紀が乱れて通行人がまばらだったのも、今では懐かしい風景となった。

『新世界盆踊りー新世界 DE 踊りまSHOWー』

日時:2019年8月21日(水)・17:00〜20:00
会場:通天閣下スペース(大阪市浪速区恵美須東1-18-6)
電話:06-6634-0606

  • LINE
  • お気に入り

関連記事関連記事

あなたにオススメあなたにオススメ

コラボPR

合わせて読みたい合わせて読みたい

関連記事関連記事

コラム

ピックアップ

エルマガジン社の本