新神戸駅直結の商業施設「コトノハコ神戸」に４日、旧劇場をリニューアルした２.５次元ミュージカル専用劇場「アイア２.５シアター神戸」がオープンした。

１９８８年に「新神戸オリエンタル劇場」として開業した同劇場。一部の演劇ファンからは「席によって音響にばらつきがある」などといった声が上がりながらも、幅広いジャンルの舞台を上演し、２０１８年の閉館まで親しまれてきた。

そんな劇場が、アニメや漫画など２次元作品を舞台化する「２.５次元ミュージカル」のみを上演する劇場としてリニューアル。それに伴い音響設備やスピーカーを一新し、どの席からも均一に音が聞こえるように。担当者は「舞台をよりよく楽しんでもらえる劇場になった。プログラムによって『２.５次元ミュージカルを見るならこの劇場』と思ってもらえるようになれば」と語った。

４日からこけら落とし公演として、小説家・京極夏彦原作の舞台『魍魎の匣』を上演。今後は秋田犬を戦う男として描いた『銀牙－流れ星 銀－』や、イケメン育成ゲーム『Ａ３』を原作とした作品が上演される。さらに併設されたカフェで、演目と関連したフードメニューやノベルティを販売する予定だという。