カジノ上陸前に、大阪では依存症対策

2019.6.28 20:00

「日本カジノスクール大阪校 心斎橋教室」でおこなわれた『ギャンブル依存症講座』

(写真4枚)

2019年4月にオープンしたばかりの「日本カジノスクール大阪校 心斎橋教室」(大阪市中央区)で6月中旬、『ギャンブル依存症講座』が開講された。同校でカジノディーラーを目指す19歳から73歳までの幅広い層が、ギャンブルによる依存症について学ぶという。

2025年の『大阪・関西万博』に合わせて誘致されるのでは、という話もあるカジノ。入場にはさまざまな制限がかけられるため、それほど大きな問題は起こらないとも言われるが、いまだギャンブル依存症を危惧する声は多い。

この日の講師を務めたのは、アルコール、薬物などさまざまな依存を抱えた人をサポートするワンネスグループの共同代表・三宅隆之さん。「ギャンブル依存症がひとつの症状としてようやく医療機関などで取り扱われるようになった」と話す。

実際に自身が依存症だった過去や、そこから抜け出した経緯などを講義した三宅さん。「ギャンブルに関わる仕事をする以上、依存症についてしっかり知ることが大切。将来的に大阪にカジノができる可能性もあるので、多くの人がその仕組みを知る必要があると思います」と生徒たちにうったえた。

ワンネスグループの共同代表・三宅隆之さんは、自らも依存症患者だったという
ワンネスグループの共同代表・三宅隆之さんは、自らも依存症患者だったという

「カジノができるまでにいろんな知識を持っておくことで、カジノ関係への就職を有利にしたい」と語っていた参加者ら。講義では、実際の患者が登場する映像などリアルな依存症の内容が伝えられ、講義後には「大変なんですね・・・」と、複雑な表情を見せていた。

ちなみに、ギャンブルをするために周囲に借金を要求する人は、ほぼ依存症だということ。もし、知り合いにそういう人がいれば、脱却のために対策施設まで付き添って欲しい。

取材・文・写真/谷知之

日本カジノスクール

ワンネスグループ

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