俳優・矢崎広「黒歴史の出演作は無い」

2019.5.5 07:00

本作では「演出家とともに自分に合うスタイルを探していけたら」と矢崎広

(写真2枚)

谷賢一演出によるリーディング・シアター『レイモンド・カーヴァーの世界』が5月下旬、「兵庫県立芸術文化センター」(西宮市)で開催。本公演では矢崎広をはじめ4人の俳優が、それぞれのスタイルでレイモンド・カーヴァーの小説を表現する。ミュージカルからストレートプレイまで幅広く活躍する矢崎が、初めて挑む小説のリーディングについて話した。

舞台出演の決め手はどの作品も「面白そう、やってみたいと血が騒ぐもの」と話すが、内心は「どんな役でもありがたい」と明かす矢崎。2004年にミュージカル『空色勾玉』でデビュー後、ミュージカル『テニスの王子様』に出演するなどヒット作に恵まれながらも、舞台に出る機会のない時代もあった。

そんななか、「いろんな役をやらせてもらって、責任のある役も増えてきました。自分よりも大きな役が来たら、自分自身も大きくならないと」との思いで向き合ってきた。大河ドラマ『いだてん~東京オリムピック噺~』(NHK:5月19日放送回)にも出演と、活躍の場をさらに広げる今、「出演した作品すべてが糧になっている」と振りかえる。

「黒歴史だなと思う作品は一切無くて。2.5次元、ミュージカル、音楽劇、ストレートプレイ、そして今回のリーディングなど、舞台のジャンルも多彩になっていますが、どの作品も臨み方や準備の仕方は一緒です。興味があれば何でもやる。血がたぎる作品にどんどん挑戦したいです」と意欲を語った。本公演は、5月25日・26日の昼2時から。チケットは4500円(全席指定)で発売中。

取材・文・写真/岩本和子

『リーディング・シアター「レイモンド・カーヴァーの世界」』

日程:2019年5月25日(土)・26日(日)・14:00〜
会場:兵庫県立芸術文化センター 阪急中ホール
料金:4500円(全席指定)
電話:0798-68-0255

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