京都で虎屋展、富岡鉄斎の描く饅頭売りも

2019.4.10 07:00

富岡鉄斎『饅頭起元図』

(写真5枚)

和菓子の老舗「虎屋」による、京都の伝統文化と創作活動をサポートする「虎屋 京都ギャラリー」(京都市上京区)。その開設10周年を記念し、創業地・京都で同店の歴史を振りかえる企画展が開催される。

室町時代から5世紀の歴史を誇る同店の歴史を顧みる品々のなかから、京都初公開の金屏風のほか、日本画家・富岡鉄斎による作品を展示。明治から大正にかけて当時の虎屋京都店支配人と非常に親しかった鉄斎は、菓子や虎にまつわる作品も多く残している。『土蔵が見守る 京のとらや展』では饅頭発祥の逸話をもとに描かれた『饅頭起元図』がお目見え。重厚な作品が多いなか、ユーモラスなタッチが魅力的な作品となっている。

そのほか、現在の紙袋のデザインのもとになった菓子器や、画家・梥本一洋の作品も紹介。期間は4月20日から5月19日まで、時間は10時から17時。毎週日曜・14時から展示解説もおこなわれる(予約不要)。会期中は、併設の菓寮にて限定メニューも予定。

『土蔵が見守る 京のとらや展』

期間:2019年4月20日(土)〜5月19日(日)※無休
時間:10:00〜17:00
場所:虎屋 京都ギャラリー(京都市上京区一条通烏丸西入広橋殿町400 虎屋菓寮 京都一条店横)
料金:入場無料

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