古代天皇の正装が再現、平城宮跡で披露

2019.1.20 06:00

左の礼服(らいふく)は、天皇の服としての象徴である「日」「月」を肩に、背中の襟下に「北斗七星」を装飾。右の礼冠(らいかん)は、唐草文様の冠に太陽と雲を象徴した飾りが付き、宝石がちりばめられる

(写真4枚)

奈良時代の都であった「平城宮跡歴史公園」(奈良市)で、『大立山まつり2019 ちとせ祝(ほ)ぐ寿(ほ)ぐまつり』が1月26日・27日に開催。当時の天皇の儀礼服が再現され、披露される。

会場は、天皇が政治と祭祀をおこなった地。その歴史的な文脈に沿ったイベントにしたいとの思いから、称徳天皇の時代(在位期間764〜770年)に始められたとされる宮廷儀式『御斎会(ごさいえ)』をモチーフにしたクロージングセレモニーが予定されている。

実行委員会メンバーで研究者の杉山洋さんは、「(本イベントは)『古代と現代の奈良が行き交う交差点』など、いくつかあるコンセプトのうち、女帝・称徳天皇の時代もコンセプトのひとつ。仏教の祭事を取り入れた天皇で、『御斎会』がその最たるものです」と説明する。

今回再現された称徳天皇の礼服・礼冠について説明する研究者の杉山洋さん
奈良好きが集まって結成された実行員会のメンバー。今回再現された称徳天皇の礼服・礼冠について説明するのが、研究者の杉山洋さん

今回、女帝役が身に着ける儀礼服「礼服(らいふく)と礼冠(らいかん)」が再現され、公園内の「平城宮いざない館」に展示。杉山さんは、「1ランク上の冕服(べんぷく)と冕冠(べんかん)という当時の天皇の最高級の儀礼服も一緒に展示しています。奈良時代をビジュアルでも味わっていただけたら」と話した。

イベントは1月26日・11時~19時、27日・11時~18時まで(入場無料)。まつりのオープニングとクロージングで第24代(2013年度)ミス奈良2名が女帝役として礼服・礼冠を実際に着用し登場する。

取材・文・写真/いずみゆか

『大立山まつり2019 ちとせ祝(ほ)ぐ寿(ほ)ぐまつり』

日時:2019年1月26日(土)・27日(日)・11:00〜19:00(日曜は~18:00)
会場:平城宮跡歴史公園 朱雀門ひろば(奈良市二条大路南4-1)
料金:無料 ※各種ワークショップ・体験などは事前申込み制
電話:0742-27-8974(奈良県庁内/実行委員会事務局)

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