今季、現役復帰を果たしたフィギュアスケート・髙橋大輔選手に密着したドキュメンタリー番組『新・誰も知らない髙橋大輔』（カンテレ）が、１２月２９日に放送される。

２００６年から髙橋選手の取材を続け、２０１４年４月には『誰も知らない髙橋大輔』と題した番組を放送した同局。今回は、それから４年を経て、７月に現役復帰を果たした髙橋選手に密着。先日おこなわれた『全日本フィギュアスケート選手権』の裏側や試合直後の単独インタビューなどを交え、その素顔や本音に迫る。

バンクーバー五輪で銅メダルを獲得し、その後は周囲のプレッシャーと傷ついた身体と戦いながらソチ五輪まで滑り続けたものの、２０１４年に引退した髙橋選手。今年７月に現役復帰を果たすも、「目標は全日本選手権の最終グループに残ること」だったという。３２歳という年齢で復帰を決めたのは「自分のため」だと髙橋選手は語る。

全日本フィギュアを終えた直後の打ち上げにも番組は潜入。優勝した宇野昌磨に続く２位だった髙橋選手は、「ショートを終えて、フリーの前、すっごい緊張したんです。いやぁちょっと悔しかったです。やっちまったなぁ。本当はもうちょっとできるんだけどな･･･」と、自身の演技を振りかえった。

また今回の現役復帰にあたり、実は「４回転ジャンプの成功」にこだわっていたという。公式練習初日に４回転ジャンプが成功したことが、とてもうれしかったと話し、「できるようになったぞ！というのを、みなさんの目の前で見せたかったので。一番気合をいれて挑んだのが公式練習かもしれないです」と笑顔で振りかえった髙橋選手。この模様は１２月２９日・午前１０時５５分から放送される（関西ローカル）。