読書好きの夢空間、心斎橋に泊まれる本屋

2018.12.13 07:00

宿泊施設と忘れてしまいそうな空間。中央にはピラミッド型のソファ

(写真5枚)

本に囲まれて宿泊体験を提案する泊まれる本屋こと「BOOK AND BED TOKYO(ブックアンドベッドトーキョー)」が、大阪の東心斎橋に12月13日オープン。本好きにとっては、注目の場所となりそうだ。

本棚のなかにカプセル型のベッドが埋め込まれるという独特なスタイルで、睡眠よりも読書を優先した空間造りを目指す同ブランドは、心斎橋店が6店舗目(関西では京都に続く2店舗目)。「宿というよりも、本好きにとってのおとぎの国」と担当者が説明する空間は、真っ白で、天井からは漫画(大友克洋の『AKIRA』の1巻、可変式)が吊され、中央にはピラミッド型のように本が設置されている。

「上に座って本を読むとジャングルジムのようで、子どもの頃の原体験のような感覚にも」と説明し、見渡す限り本が並ぶ様は圧巻。また、行き止まりの細い通路などもあり、自分に合わせた読書スペースをセレクトできる。

窓付きのカプセル型ベッドが初登場
窓付きのカプセル型ベッドが初登場

選書は東京の「SHIBUYA PUBLISHING & BOOKSELLERS」に依頼し、「本に詳しくなくても、手に取りたくなる本をお願いしました。普段は自分が買わない本との出合いを」と、絵本、雑誌、小説、写真集、ビジネス書、漫画など、約2000冊という(オープン時)。

思わず写真を撮りたくなるような空間に
思わず写真を撮りたくなるような空間に

カプセル型のベッドを含め全部で47床。初めて登場する窓付き「シングル」のほか、2人で泊まれる「ダブルルーム」、天井が高く専用バルコニーがある「スーペリアルーム」も。料金はシングル5200円〜。日中は1時間500円で利用も可(13時〜20時)。カフェも併設し、黒をテーマとしたドリンクやサンドイッチなどがそろう。

「BOOK AND BED TOKYO 心斎橋店」

2018年12月13日(木)オープン
住所:大阪市中央区東心斎橋1-19-11 ウナギダニスクエア3F

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