今年で結成２２年目を迎えるダンス・カンパニー「コンドルズ」が、『さらば平成！』をテーマに大阪で年末公演を開催。主宰の近藤良平が、大阪市内で取材会を開いた。

男性１７人が学ランを着て、ダンスを中心にパフォーマンスを繰り広げるコンドルズ。「相変わらずいろんな肩書を持つ面々（大学の准教授、会社の社長など）がメンバーにいて、今、２０代と５０代がちょうどうまく混じり合っている。そんな彼らと意見を転がしながら、ダンス、コント、楽器演奏、アニメなどをデタラメに並べて作る（笑）」と話す。

また今年の夏からは、２０代の若者メンバーをできるだけ前に出すようにしたという近藤。「若者は素敵なエネルギー帯だから、そろそろ彼らにもコンドルズとしての責務を与えてもいいかなと。でも、５０代の年寄り組が退くとまったく面白くない。５０代は５０代で光るんです」とも。

今作については、「サブタイトルが『さらば平成！』。我々には２２年間で培った宝のようなピース（シーン）がある。それはダンス寄りだったり、音楽寄りだったりするんです。今、平成という時代を捉え、次の時代にも残せるような宝の数々をお見せしたいですね」と語った。

２０代のスピード感あふれるダンスに混じり、５０代のダンサーがこれでもかと技とペーソス（哀愁）を見せるのが、コンドルズならではの魅力。『コンドルズ大阪限定クリスマス会×忘年会公演　２０１９年ネオユニバース』は、１２月２２日・２３日に「ナレッジシアター」（大阪市北区）にて。チケットは５５００円。

取材・文・写真／米満ゆうこ