若い男女の出会いの場となるイベントを実施する企業・店舗・ＮＰＯなどを募り、結婚の意思はあるが出会いの機会が少ないという若者に情報配信する奈良県の「なら結婚応援団」。その登録団体のひとつが１１月、お寺でイベント『恋座会』を開催する。

「ギャラリーと学びの町家 月眠」が、昨年初開催ながら定員以上の応募を集め、結果３組のカップルが成立した『恋座会』。今年も、仏像好きが転じ「ホトケ女子」として奈良県内でイベントやツアー企画を手がけるデザイナーの安達えみさんが、未婚男女の縁をつなぐ。

今回は、国宝のご本堂を有する長弓寺（奈良県生駒市）の塔頭・法華院にて、恋愛成就のご祈祷も実施。法華院の御本尊は、愛情・情欲をつかさどる愛染明王ということもあり、縁結びに相応しい仏様だ。安達さんは、「人生の節目で仏さまは支えてくれている。成婚したら２人の人生の節目を応援するご縁につながるし、カップルになれなくても愛染明王さまのご祈祷やお守りのご利益で、今後お相手ができたらお礼参りに来てもらえるよう、お寺ともご縁つなぎができたら」と語る。

イベントは、１１月２４日・昼３時半より約３時間。カップル成立のポイントとして好評のグループトークタイムもおこなわれ、参加費は男性５０００円、女性４０００円（ご祈祷料・お守り代込、交通費別途要）。定員は男女各１２名（残数僅か）、詳細・申込みは公式サイトにて。満員の場合は１２月９日にも同寺で開催予定。

文／いずみゆか