ソロギタリストの押尾コータローが、１２月２１日～２３日の３日間、大阪「なんばＨａｔｃｈ」（大阪市中央区）でクリスマスライブを開催する。

オープンチューニングやタッピング奏法などのテクニックを駆使した、鮮やかで繊細なギター・プレイで２００２年のデビュー以来、日本のアコースティックギター・シーンを牽引してきた押尾。類稀な演奏テクニックと情感ゆさぶるアーティスティックな表現力を兼ね備えたパフォーマンスは、日本はもちろん、アジア圏でも多くのファンの憧憬を集め、今や世界でもトップクラスのミュージシャンとして知られている。

アコースティックギター１本で何もない空間に豊潤な音像が次々と鮮やかに描き出されてゆく、ライブドローイングさながらの臨場感あふれるパフォーマンスが彼のライブのほかにはない魅力だが、今回のライブではチェリストの柏木広樹をゲストに迎え、チェロとアコースティックギターによるデュオや弦楽四重奏との共演を繰り広げる予定だという。

また、大阪は３日すべてが一夜限りのスペシャルライブとして、お笑いタレントのぐっさんこと山口智充（２１日）、シンガーソングライター・佐藤竹善（２２日）、バイオリニスト・ＮＡＯＴＯ、インストゥルメンタルユニット・ＤＥＰＡＰＥＰＥ（２３日）といった多彩な日替わりゲストが登場。通常のライブでは垣間みれない、押尾コータローの人間味を感じさせる遊び心あふれるコラボレーションも期待できそうだ。料金は６５００円、チケットは１０月２７日に発売される。

文／井口啓子