和歌山のパンダ「上野とは競っていない」

2018.9.14 09:00

一般公開では、母親の良浜(らうひん)から自力でおっぱいを飲む赤ちゃんの姿が見られる

(写真4枚)

和歌山県のテーマパーク「アドベンチャーワールド」(和歌山県白浜町)で8月14日に生まれたジャイアントパンダの赤ちゃん。同園がメディア向けに成長記録を連日配信したことで、9月13日の一般公開までに注目度が上がったという。

これまでも、公式サイトでは日々成長を追っていた同園。広報担当者は、「多くの方が関心を持たれている。広く知ってもらいたく、プレスリリースも毎日配信しました。今回が初めてです」と話す。

その甲斐あってか、一般公開初日にはひと目赤ちゃんを見ようと大勢の人が詰めかけた。「お姉ちゃんの結浜のときより多かったかも。今回ここまで想定しておらず、こんなに大勢来ていただけてうれしい」と別の担当者は喜ぶ。

一般公開に足を運んだ多くの人が、主にネットのニュースで情報を得たという
一般公開に足を運んだ多くの人が、主にネットのニュースで情報を得たという

実は、ネット上に「上野動物園」との報道の差に疑問の声が。ツイッターやヤフーのコメントには、「赤ちゃん生まれたのになんで報道なんもないの?上野の時あんだけ騒いでたのに?」「ワイドショーは、パンダが産まれたことを気づいてないのか?と思うくらい、東京マスコミはニュースにしない」「もっと全国区で取り上げてほしいニュースですよね♪」などの声が見られる。

その点をあらためて訊ねると、「上野さんは上野さん、アドベンチャーワールドはアドベンチャーワールドなので、上野さんと競ってという思いはまったくありません。純粋に赤ちゃんのことをみなさんに知ってもらいたいし、配信していただきたいという思いを込めました」と今回の意図を明かした。

注目を集めたことで、「3連休は長い列になりそうですが、公開時間を長くすると赤ちゃんのストレスになるので、途中で切ることもあります」と理解を求めた同園。今後の配信については、「今日で1カ月なのでちょっと頻度は減っていくかと思うのですが、SNSでの発信は続けるので見ていただけたら」と話す。一般公開は午前と午後の1日2回。詳細は公式サイトにて。

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