大阪・北堀江にあるタルト専門店「マル サンカク シカク」（大阪市西区）が、新店舗をＪＲ大阪駅隣接の商業施設「ルクア イーレ」に８月２９日にオープン。今年だけで３店舗もオープンさせた同店、その人気の秘密に迫った。

２０１６年にタルト専門店として誕生し、この４月には神戸と枚方でもオープン。メインとなるのは、４６０円（税別）均一のタルト。１個用のサンカク型ボックスのかわいらしさと斬新さから、ＳＮＳを通じて拡散。自分のために遠方からキャリーケースを持って訪れる２０代や、手土産用に３０個近くまとめて買うサラリーマンなど、幅広い世代が同店を訪れるようになった。

これまで関西の人気タルト店といえば、フルーツがこんもりとのったボリューム感重視のタイプ。しかし、こちらのタルトは、厚さ２～３センチと薄めで、チョコレート、チーズ、バナナなど、オーソドックスなフレーバーがそろう。しかし、ここに人気の秘密があるのだ。

「分厚くてかぶりつくタイプのタルトが多いなか、女性がちょっと口を開けたら食べられる薄さを目指し、サイズを決めてから開発しました。」とマネージャーの植田結香さん。そのため、職場などに差し入れたときも、お皿やフォークなど準備する必要がなく、手でそのままいただけるのも魅力のひとつに。

定番の味でそろえたのも、だれに渡しても喜ばれやすく、チョコ生地であればドライフルーツを加えたり、食感と味の変化を加えているのもポイントとなっている。「ルクア」での新店舗では８種が並び、うち１種はルクア限定の｢ショコラオランジュ｣に。また、限定商品としてシカク型の焼き菓子なども販売される。