野田秀樹の代表作、大阪で26年ぶり再演

2018.7.7 07:00

「劇団 夢の遊眠社」での公演では、野田(右)が主役の耳男を演じた。左は夜長姫役の毬谷友子

(写真4枚)

30年以上に渡って日本演劇界のトップを走り続ける、劇作家・演出家の野田秀樹の代表作『贋作 桜の森の満開の下』が、「NODA・MAP」で再演。演出新たに9月から全国3カ所、そしてパリで上演される。元宝塚歌劇団トップの天海祐希が退団後初の男役を演じるなど、豪華な俳優陣が演じる役どころに、早くも期待が高まる。

野田が、1989年に「劇団 夢の遊眠社」で発表した本作。坂口安吾の『桜の森の満開の下』『夜長姫と耳男』をベースに、人間と鬼の愛憎が桜吹雪のように激しく舞い乱れる、この上なく残酷で美しい寓話を作り上げた。過去にも幾度か再演されたが、「NODA・MAP」での公演はこれが初。そして大阪では、1992年の遊眠社での公演以来、実に26年ぶりの上演となる。

主役の耳男を演じるのは、野田の信頼も厚い妻夫木聡。さらにヒロインの夜長姫は、2001年にも同じ役を妖艶に演じた深津絵里。耳男と共に姫の為の仏像を彫るよう命じられるオオアマとマナコを、それぞれ天海と古田新太が演じる。

NODA・MAP『贋作 桜の森の満開の下』のメインビジュアル
NODA・MAP『贋作 桜の森の満開の下』のメインビジュアル

また、オオアマに狂おしいほどの恋をする夜長姫の妹・早寝姫役には、門脇麦が野田作品初登場。凜々しい王子キャラで観客を虜にする天海と、どんな難役も見事に演じてきた実力派・門脇がどのように絡むのかは、今回の大きな見どころになりそうだ。

速射砲のような言葉遊びの連続と、大勢の人間がスピーディーに動き回り、あれよあれよと異世界を作り上げる、野田秀樹の持ち味を存分に堪能できる本作。その衝撃と感動は、観た者の胸のなかで、永遠に咲き誇り続けるはずだ。大阪公演は10月13日~21日に「新歌舞伎座」(大阪市天王寺区)にて。チケットはS席10000円、A席8000円、サイドシート5500円で、7月28日に発売される。

文/吉永美和子

NODA・MAP『贋作 桜の森の満開の下』

日程:2018年10月13日(土)〜21日(日)
会場:新歌舞伎座(大阪市天王寺区上本町6-5-13)
料金:S席10000円、A席8000円、サイドシート5500円
電話:03-6802-6681
チケットは2018年7月28日(土)に発売

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