梅田スカイビル、非公開エリア・ツアー

2018.7.4 07:00

下から見た梅田スカイビル。22階に細いブリッジがあり、こちらは火災時などの避難用通路にも

(写真6枚)

世界初の連結超高層建築として、2017年は約150万人もの観光客が「空中庭園展望台」に訪れた「梅田スカイビル」(大阪市北区)。オープンから25周年を記念し、立ち入り不可のバックヤードなどを巡り、ビルの歴史を学べるガイドツアーが7月2日から開始された。

22階の「空中ブリッジ」、地下2階の「共用機械室」といったバックヤード、飲食店が並ぶ大阪の昭和の街を再現した「滝見小路」など、スカイビルの施設を巡りながら、知られざる誕生秘話や魅力を約1時間で紹介する今回のツアー。

「40階と屋上の『空中庭園展望台』だけ楽しまれて帰られる方もおり、ビルについてもっと知ってもらえればと思ったのがきっかけです。また、ビル関係者限定の『空中ブリッジ』を通ってみたいというリクエストが大変多かったので、ツアーに組み込んでおります」と広報担当者の高瀬奈々さん。

スカイビル「空中ブリッジ」では、過去にPV撮影などがおこなわれたことも
スカイビル「空中ブリッジ」では、過去にPV撮影などがおこなわれたことも

特に注目したいのは、「マシンズー」と名付けられた「共用機械室」。動物園に見立てて施設全体をカラフルにペイントし、実物大の動物や木々のイラストがあちこちに。非常用発電機を「スリーピング・ライオン」、特高変圧器を「エレクトリック・マンモス」などとそれぞれの設備を動物に見立てて、機能的ながらも遊び心あふれるスペースとなっている。

「この機械室で働く人々の疲労が少しでもやわらぐように、とオープン時からこの姿だったと聞いています。カラーコーディネーターが配色を決め、作業する際に色で見分けられるような工夫も。ビルで働く人々もほとんど知らない場所となっております」と話す。

奥に見えるのはフラミンゴ。スリーピング・ライオンなら「2頭で甲子園球場、ナイター照明の約6割の電気が供給できる」といったパネル付き
奥に見えるのはフラミンゴ。スリーピング・ライオンなら「2頭で甲子園球場、ナイター照明の約6割の電気が供給できる」といったパネル付き

39階の「ツアーベース」もしくは公式サイトにて受け付け。料金は3000円(小学生以下無料)。海外の人々に向けてはイアホンガイドが準備されている。開催時間は午前10時から午後5時最終受け付け、定員は2~8名(団体は要事前予約)、火・日曜は休みとなる。

『梅田スカイビルガイドツアー』

2018年7月2日(月)スタート
住所:大阪市北区大淀中1-1-88 梅田スカイビル39F
営業:10:00〜18:00(最終入場17:00)
料金:3000円(小学生以下無料)
電話:06-6440-3855(空中庭園)

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