中山優馬「鴻上舞台の稽古場が見たい」

2018.7.2 14:00

高橋一生や勝村政信など、今や第一線で活躍する役者を育ててきた鴻上尚史

(写真2枚)

実在のアーティスト・中原淳一を演じた『それいゆ』をはじめ、舞台でも目覚ましい活躍を見せている俳優・中山優馬。次の主演舞台『ローリング・ソング』では、劇作家・演出家の鴻上尚史の舞台に初出演を果たす。中山と鴻上が、大阪で会見をおこなった。

高橋一生や勝村政信など、今や第一線で活躍する役者を育ててきた鴻上。中山は2017年、風間俊介が出演した舞台『ベター・ハーフ』で初めて鴻上作品を観て大きな衝撃を受けたといい、「スピード感と客席を巻き込んでいく雰囲気がすごくて、舞台に吸い込まれました。一体どんな稽古をすれば、こんな作品ができるのかと。まずその稽古場が見たいと思ったし、鴻上さんの演出のもとで勉強できることがうれしいです」と期待を語った。

20代のミュージシャン、40代のビジネスマン、60代の結婚詐欺師の男性3人の、それぞれの「夢」に対する苦悩と楽しさを、歌を交えながら見せていく音楽劇。中山は40代ビジネスマンの隠し子を名乗り、音楽の夢に迷う青年を演じる。「今までは内にこもる役が多かったけど、今回は発散する方というか。エネルギッシュで周りを引っかき回していく、あまり経験したことがない役です。(「笑かしまくる役」と鴻上に言われ)それも挑戦ですね」と意欲を見せた。

中山の横で、得意とするモノマネの話を聞いて喜ぶ鴻上
中山の横で、得意とするモノマネの話を聞いて喜ぶ鴻上

劇中では、中山もソロを含めて3曲を歌う予定。鴻上から「物真似が絶品なのを後で知って、せっかくだから物真似を入れようかすごく悩んだ」と打ち明けられ「今は12〜13ぐらいレパートリーがありますけど・・・」と、苦笑しながら答える一幕もあった。

ほかの出演者は松岡充、中村雅俊など。東京、福岡公演を経て、大阪公演は9月14日~16日に「サンケイホールブリーゼ」(大阪市北区)にて。チケットは8900円ほか、現在発売中。

取材・文/吉永美和子

舞台『ローリング・ソング』

日程:2018年9月14日(金)〜16日(日)
会場:サンケイホールブリーゼ(大阪市北区梅田2-4-9)
料金:8900円、U-25 4500円(全席指定)
電話:06-6341-8888

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