松本幸四郎、襲名披露前に大阪市を訪問

2018.5.11 18:00

がっちりと握手を交わす吉村市長(左)と松本幸四郎

(写真2枚)

今年1月、親子三代で同時襲名した10代目松本幸四郎が11日、「大阪市役所」(大阪市北区)を表敬訪問。7月からはじまる大阪「大阪松竹座」での襲名披露公演を前に、吉村洋文市長のもとを訪れた。

冒頭、吉村市長が「襲名のお祝いを申し上げます」と迎え入れると、幸四郎は「7月(の松竹座での公演)というのは20代の頃は大きな役を初めていただく、チャンスをいただく場所でありました。熱気あふれる場所で、精一杯、思いっきりつとめたい」と挨拶した。

本公演は、昼に江戸歌舞伎十八番『勧進帳』、夜に近松門左衛門作の上方歌舞伎『女殺油地獄』が上演。「まったく違うジャンルの芝居を見られるチャンス。夜の部では、襲名披露でないと出ない口上がございます。私たちにとっても一生に一度しかない大きな舞台ですので、たくさんの方に見ていただきたい」と話した。

「大きな舞台ですので、たくさんの方に見ていただきたい」と挨拶する幸四郎
「大きな舞台ですので、たくさんの方に見ていただきたい」と挨拶する幸四郎

「本場で上方のお芝居をするというのは、東京で味わえない緊張感があります。また、大阪のお客さまは反応がとてもあり、喜んでいただくときは喜んでいただく反応がありますし、イマイチのときはイマイチという反応があるんですよね(笑)。それが大阪のわかりやすくも、恐いところ」とも。

最後に吉村市長から、「僕もなんとか時間を作ってお伺いしたいと思っております。超満員だと思うんですけど、僕の席をとっていただけますか? ちゃんとお金払いますから」と嘆願され、幸四郎は笑顔で応えた。襲名披露公演は7月3日から27日まで。

『七月大歌舞伎』

日程:2018年7月3日(火)〜27日(金)
会場:大阪松竹座(大阪市中央区道頓堀1-9-19)
料金:1等席20000円、2等席10000円、3等席6000円
電話:0570-00-489

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