1週間限定、神戸で「おかわり映画祭」

2018.4.14 06:00

『2017年 おかわり映画祭』のポスタービジュアル

(写真1枚)

2017年上映作品のなかから観客が「もう一度観たい!」映画を投票、選ばれた2作品をアンコール上映する『おかわり映画祭』が4月14日、神戸のミニシアター「元町映画館」(神戸市中央区)で開催される。

投票の対象は、同館で上映された作品と、それ以外で鑑賞した作品の2部門。元町映画館の上映作品からは、台湾の名匠エドワード・ヤン監督が1991年に発表した『牯嶺街少年殺人事件』。14歳の少年が同い年のガールフレンドを殺害した、台湾で初めての未成年による殺人事件に着想を得た壮大な叙事詩であり、日本では公開以降、長らく観ることができなかったため、幻の傑作と言われている。



また、同館以外での鑑賞作品で選ばれたのは、片渕須直監督による長編アニメーション『この世界の片隅に』(こうの史代原作)。2016年11月の公開から現在に至るまで全国で上映され、今夏にはテレビドラマ化も予定されている、オールタイムベストの呼び声高い作品だ。

同館の支配人は、「映画の公開本数は年々増加(2017年は過去最高の1187本)していますが、日本人1人あたりの平均鑑賞本数は年間1.3本と依然少ないままです。そんななかでも、傑出した熱量で語られ、愛される映画があります。その愛を一堂に集め、より広げる機会がアンコール上映です」とコメント。『牯嶺街少年殺人事件』は一律2000円、『この世界の片隅に』 は一般1500円ほか。映画祭は4月20日まで。

期間:2018年4月14日(土)〜20日(金)
会場:元町映画館(神戸市中央区元町通4-1-12)

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