GOMAのアート展、手塚治虫の火の鳥も

2018.4.5 17:00

GOMA、展示しているのは2017年に描いた「夕焼けの火の鳥」

(写真5枚)

ミュージシャンとして活躍しつつ、生死をさまよう事故をきっかけにアート作品を描くようになったディジュリドゥ奏者GOMA。手塚治虫の『火の鳥』をモチーフとした作品をはじめ、新作を展示する『GOMA個展~再生~』がギャラリースペース「パインブルックリン」(大阪市福島区)で、4月4日からスタートした。

8年前に交通事故にあい、記憶障害をはじめ数々の後遺症と今も闘病中のGOMA。事故直後に突如はじめたのが絵だった。彼が演奏していたディジュリドゥは、オーストラリアの先住民アボリジニの楽器なのだが、不思議なことにその彼らが描くドットアートと酷似。そんなGOMAが絵や音楽を通じて、再び歩みはじめる姿は2013年に公開されたドキュメンタリー映画『フラッシュバックメモリーズ 3D』や、今年2月のNHKのETV特集『Reborn〜再生を描く〜』で突如生まれた才能について解明されたり、多角的に注目を集めている。

「絵を描いていると脳やマインドが落ち着いて、あっという間に1日が経ってしまうことがほとんど。でも、僕は絵の勉強をしたわけではないので、見えてくるものがないと全然描けない。頭に浮かんでくるものを追っかけていくという感覚に近いです」と語る。そんな彼が見える『ひかり』の世界を個展で観賞した手塚治虫の娘・手塚るみ子さんから「火の鳥を描いてみませんか」と依頼されたのが新作シリーズのきっかけとなったそう。

小さなドットのグラデーションによって絵が描かれている
小さなドットのグラデーションによって絵が描かれている

「輪廻転生する『火の鳥』と同じ世界観を感じてくれたそうなのですが、偉大すぎて約2年ほど描けませんでした。そんなときに手塚氏が執筆していた部屋やスタジオで使っていた道具や原画を見せてもらう機会があって、すると本当に不思議なのですが、親近感とインスピレーションが湧いてきた。自分が感じている世界に、火の鳥が飛んできた感じです」と、創作活動について説明。

最近描き出した新作「ひかりの珊瑚」。昨年、倒れて意識が戻ってきたときに見えた景色だったそう
最近描き出した新作「ひかりの珊瑚」。昨年、倒れて意識が戻ってきたときに見えた景色だったそう

描き始めた頃は手塚治虫の火の鳥に近い絵柄だったそうだが、「今は好きに描いています。気付いたら鳥の絵がすべて火の鳥になってしまっている(笑)。漫画では『エジプト編』『未来編』など、さまざまな編があるのですが、手塚さんから『GOMA編』と言ってもらえるのもうれしいですね。事故でブランクはあったものの今年で音楽活動をはじめて20年。個展、NHKの番組、ライブツアー・・・たまたまですが、いろんなことが重なってきているのも楽しみです」。今回の個展では「火の鳥」をはじめ2015年〜2018年に描いた21点を展示販売、GOMA本人は7・8日以外は在廊し期間は4月9日まで、入場無料。

『GOMA個展~再生~』

期間:2018年4月4日(水)〜9日(月)
時間:12:00〜20:00(最終日は〜17:00)
会場:PINE BROOKLYN(大阪市福島区福島1-2-35)2F
料金:入場無料
問い合わせ:mail●gomaweb.net ※●は@マークに変更

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