恐竜の卵「こんなに見られる機会ない」

2018.3.9 18:00

同じ場所にたくさんの卵が産みつけられた化石が何種類も。左は展示を解説する学芸員・田中嘉寛さん

(写真5枚)

恐竜誕生の謎を紐解く特別展『恐竜の卵』が、3月10日から「大阪市立自然史博物館」(大阪市東住吉区)で開催。現代の鳥類へと続く、恐竜の進化の過程を追う、貴重な化石が展示される。

恐竜の卵や巣の化石をはじめ、現在の動物の卵との比較など、卵にスポットをあてて恐竜の生態を探る同展示。比較的化石になりやすいという中国大陸の乾燥した土地で発見された卵の化石が、ずらりと並ぶ様は圧巻だ。

恐竜の体内に卵が残っているのがわかる化石。右の腰骨の間にある黒いものや左の矢印の先が卵
恐竜の体内に卵が残っているのがわかる化石。右の腰骨の間にある黒いものや左の矢印の先が卵

同館の地史研究室学芸員・田中嘉寛さんは、「これだけの卵の化石を見られる機会はまずない。卵のなかに赤ちゃんが残っている化石や世界で2例しかない体のなかに卵の入っている化石、世界でひとつしかない翼竜の卵など、良い標本がたくさん展示されています」と話す。館内には恐竜と一緒に撮影できるフォトスポットも設置(有料)。チケットは大人1300円、高大生800円、中学生以下無料。開催は5月6日まで。

特別展『恐竜の卵〜恐竜誕生に秘められた謎』

日時:2018年3月10日(土)〜5月6日(日)・9:30〜17:00
会場:大阪市立自然史博物館(大阪市東住吉区長居公園1-23)
料金:大人1300円、高大生800円、中学生以下無料
電話:06-6697-6221

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