京都の老舗が提案、聞香体験でスイーツ
2018.3.7 8:00

香木やお香を扱う、江戸時代創業の「山田松香木店」(京都市上京区)が2月1日、『聞香(もんこう)サロン』をオープン。スイーツと一緒に楽しめる「実践聞香コース」が、若い年代にも好評だ。

香炉の灰を美しく整えていく。見ていると簡単そうだがやってみると難しい
香炉の灰を美しく整えていく。見ていると簡単そうだがやってみると難しい画像一覧

茶道、華道と並び、日本三大芸道の一つである香道(こうどう)。香木の香りを「かぐ」とは言わず、「聞く」と表現。戦国時代、武将達が気を落ち着かせるために用いたようだ。本店に併設されるサロンの「実践聞香コース」では、作法や道具について教えてもらいながら、家庭でも気軽に楽しめるよう香木のたき方から実践できるコースとなっている。

中央に火がおこった炭団を入れた香炉と道具が置かれ、香木のたき方を教えてもらう
中央に火がおこった炭団を入れた香炉と道具が置かれ、香木のたき方を教えてもらう画像一覧

もともと薬種業から始まった同店とあり、コースの最後に登場するのは「薬香菓子」。マカロン、ガトーショコラなどに、桜の樹皮を乾燥させた生薬などを使い、香りも楽しめるスイーツに。「聞香を難しく考えられる方も多いので、気軽に香りを楽しむきっかけになればと、レシピを開発しました。体験では、香りが選べるので、次は違う香りを楽しんでみたいとリピーターの方もすでにいらっしゃいます」と担当者。

3月は桜の樹皮を乾燥させた生薬、桜皮のエキスを使ったサクラ餡のマカロン。抹茶は京都「一保堂茶舗」のもの
3月は桜の樹皮を乾燥させた生薬、桜皮のエキスを使ったサクラ餡のマカロン。抹茶は京都「一保堂茶舗」のもの画像一覧

今回のコースを機に、従来の客層だけでなく、伝統芸能やアロマテラピー的に興味がある若い世代、また海外からの観光客も増えているという。コースは平日のみ、60分2500円(定員5名、予約優先)。ほかにも、香りを自分好みにカスタムできる調香コース、香りを聞き分けて当てる聞香体験、匂袋や練香作り体験もおこなわれている。

取材・文/天野準子

「山田松香木店 京都本店」の『聞香サロン』

2018年2月1日オープン 
住所:京都市上京区勘解由小路町164
営業:10:00~17:30・無休
体験は10:30~、14:00~、16:00~
電話:075-441-1123
URL:http://www.yamadamatsu.co.jp

  
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