かき氷コンテスト、奈良の料理店が優勝

2018.2.25 12:10

1位を獲得した「氷匠Le Clair」の吉崎シェフ。今年もかき氷は6月からスタート予定

(写真6枚)

2月24日に奈良で初開催されたかき氷の祭典『かき氷EXPO2018』で、人気かき氷店のコンテストがおこなわれ、奈良のフランス料理店がグランプリを獲得した。

岐阜の名店「赤鰐(あかわに)」の五島一弘さんが実行委員長を務める同イベント内で、開催されたコンテスト「赤鰐’sCUP」は、オープンから約3年が出店条件。実行委員がオファーし、関西の人気店ほか、東京、新潟、静岡、名古屋から全8軒が出場した。

【記事】『かき氷EXPO2018』初日のリポート

かき氷業界の著名人たちによる審査委員の合計点と、一般投票により、奈良の「氷匠Le Clair」が1位を獲得。普段は「BISTRO Le CLAIR(ビストロ ル・クレール)」としてフランス料理店を営むが、2017年は6〜9月の期間だけランチタイムを休んでかき氷店として営業。フレンチのデザートのようなスタイルが評判を呼び、今や整理券を入手するのも困難な人気店だ。

実行委員長を務めた「赤鰐」の五島一弘さん。「夏だけではなく、冬のかき氷の楽しさも知ってもらえるきっかけになれば」
実行委員長を務めた「赤鰐」の五島一弘さん。「夏だけではなく、冬のかき氷の楽しさも知ってもらえるきっかけになれば」

作ったのは洋梨シルバーベルのタルト「糊(のり)こぼし」。奈良の伝統的行事「お水取り」の時期にいただく和菓子「糊こぼし」を洋梨のコンポートで再現。トロッとした洋梨のソースに、ナッツやビスケットをトッピング、なかにはプラリネのムースなどが入った力作。「圧倒的に凝っており、1つひとつの素材が厳選されていた」と五島さんは評価し、吉崎公浩シェフは、「フランス料理店のかき氷としてすべてにこだわりました」と、グランプリ受賞を喜んだ。2位は奈良の「PATISSERIE KARAKU(パティスリーカラク)、3位は静岡の「kiki cafe&bar」。

椿の花をイメージした洋梨のコンポート、ゆずのピールが美しい『洋梨のシルバーベルのタルト“糊こぼし”』
椿の花をイメージした洋梨のコンポート、ゆずのピールが美しい『洋梨のシルバーベルのタルト“糊こぼし”』

出店店舗:
「赤鰐’s CUP」自由が丘アフリカンギャンビット(東京)、新潟薬科大学スイーツラボ(新潟)、kiki cafe&bar(静岡)、あんどりゅ。(愛知)、茶匠 清水一芳園(京都)、チョコレート研究所(大阪)、氷匠 Le Clair(奈良)、PATISSERIE KARAKU(奈良)

『かき氷EXPO2018』

日時:2018年2月24日(土)・25日(日)10:30~16:30
会場:春日野国際フォーラム甍 別館(奈良市春日野町101)
料金:2/24=2300円(完売)
2/25=2500円(完売)

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