スマートフォンで気軽にきれいな写真が撮れる今の時代。ツイッターやインスタグラムにアップするなどデジタルで完了するのではなく、「思い出に残る写真を撮ってプリントし、アルバムなどの形にしよう」というフォトイベントが２４日、大阪・天王寺で開催された。

会場は、全国的にも珍しいフォトアルバムのセレクトショップ「アゾンアルバムファクトリー」（大阪市阿倍野区）。「アルバムは記録・保存用以外に、メッセージを書き込んだりしてプレゼントとして使われることが増えています。実際に手で触れる写真をもっと楽しんでもらいたい」（運営する「サンポリ」取締役の大塚貴史さん）と、昨年９月にオープンした。

店内ではインスタグラムと同じ正方形の写真が入るものや、開くと広がって写真映えするボックス風など、時代に合った多種多様なフォトアルバム、そしてデコレーションをするためのアイテムを多数販売。さらに購入者には、マスキングテープやはさみなど使い放題でアルバム作りができるワークスペースが提供され、誕生日や結婚祝い、子どもの成長を記録するアルバムを作成しに連日多くの人が訪れている。

この日おこなわれたイベントは、卒業式や歓送迎会が多く、フォトアルバムの売上が一番多い時期ということから、より思い出に残る写真を撮るべく、京都の「いろは出版」が運営する「ナイスフォト研究所」が企画。

定番のピースだけでなく、「行かないでポーズ」や「全力応援ポーズ」などさまざまなポーズを提案し、スタッフが身振り手振りを使ってアドバイス。撮った写真をその場でプリントし、アルバムを仕上げるというもので、この日訪れた人も汗をかきながらもさまざまなポーズに挑戦し、思い出作りを楽しんだ。次回は「大阪和泉ロフト」（4/29）、「京都ロフト」（5/5）で同イベントが開催される予定。