大胆で鮮やか、神戸で最後の浮世絵師展

2018.1.4 09:00

「松竹梅湯嶋掛額」明治18年(1885)

(写真4枚)

江戸から明治へと急激に変遷する時代に活躍した浮世絵師・月岡芳年の特別展『芳年ー躍動の瞬間と永遠の美』が「神戸ファッション美術館」(神戸市東灘区)で1月13日からおこなわれる。

浮世絵の需要が失われつつあった当時においてもっとも大成した絵師であることから「最後の浮世絵師」とも言われ、大胆な構図、鮮やかな色彩、人物のアクロバティックなポーズは、今も人々を魅了し続けてやまない。

「正札附俳優手遊」文久元年(1861)

本展は、世界屈指の芳年コレクターとして知られる西井正氣氏所蔵の作品により、芳年の初期から晩年にいたるまでの代表作を網羅した特別展。歴史画、物語絵、美人画などの幅広いジャンルから約200点が観られる。時代の変革に合わせ西洋画の研究もおこなった芳年の巧みな技や豊かな想像力、卓越した画面構成のセンスを存分に堪能できる。

『芳年ー躍動の瞬間と永遠の美』

期間:2018年1月13日(土)〜3月11日(日)
時間:10:00〜18:00 月曜休(2/12開館、2/13閉館)
会場:神戸ファッション美術館(神戸市東灘区向洋町中2-9-1)
料金:一般500円、小中高生・65歳以上250円
電話:078-858-0050

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