芸人の関西Uターン化、岡村隆史「大阪でやれたら一番いい」

2017.12.2 08:00
(写真4枚)

「結構言われる、『なんで今さら大阪に?』って」(岡村隆史)

──これだけ長い間、東京で活動していてもそういうものですか。

今でも僕にとっては住むところじゃないですね。

──では、東京と大阪、番組を作る上での自由度や面白さ、そういった面ではどうですか?

東京はカッチリしている番組が多いですよね。何時間も打ち合わせして、ひとつの作品を作るという感じですね。一方、大阪はノリとか、自由にやっていくというか。どっちもいいところはあると思うんです。若い頃は「こうしてください、ああしてください」って言われるのは窮屈やったけど、でも、この世界にもう20何年いますから。それなりの技術や経験がある分、「自由にやってください」と言われると楽しいんですよね。

──カッチリした打ち合わせと段取りを踏む東京スタイルと、その場の雰囲気や演者任せの関西スタイル、そういう違いですね。

だから、どっちもあると思うんですよ、面白さは。僕が大阪の番組に出てなかったから分からなかっただけで。カンペ1枚でどんどん番組が進んでいくというのは、それはそれで僕らがどう面白くできるか試される部分も多いやろうな、と。東京と大阪、どっちもやっていたら良かったんですけど、東京のやり方だけで今まで来たもんですから。

でも逆に、昔やったら、大阪のノリに対して「どうしたらええんや?」ってなっていたかもしれん。それなりに経験を積んできたからこそ、楽しめているかなと思っていますけどね。

大阪の番組は「どう面白くできるか試される部分も多い」と語る岡村隆史

──経験を積んだからこそ、大阪の番組を楽しめるところがあると。

そうですね。でも、結構言われるんですよ(笑)。「なんで今さら大阪に? やめてくださいよ」とか。

──FUJIWARAの藤本敏史さんに「ズルイ!」って言われてましたね(笑)。

「お前ら汚いぞ!」って(笑)。そんなん言うけど、FUJIWARAも東京出てきたやんっていう(笑)。あんたたちは大阪で頑張ったかもしらんけど、結果、東京出てきたでしょ?って。そんなこと言うなやって(笑)。まあ、それも分かるんですけどね。

でも、ゆくゆくというか、この先のことを考えると、僕は大阪に戻ってきたいんですよね。東京の仕事はいいんですけど、大阪の方が気持ち的に絶対落ち着くんです。それは大阪に来るようになって分かったことで。

──番組を作るということだけでなく、精神的にも。

そうですね。大阪の方がお店も知っているし(笑)。

──芸人仲間でもそういう話になりますか? 最近は、ダウンタウンのおふたりがそれぞれ街ブラ番組を関西でやっていますし、ほかの芸人さんも多いですが。

やっぱり、東京じゃなく大阪でやる意味というのはあると思いますし、特にダウンタウンさんとか大阪で天下取ってから東京に出てきてはるから、大阪の人は絶対うれしいと思うんです。僕らは、大阪で売れたわけじゃないから。東京からスタートになっただけで、「なんで今さら大阪?」と思う人もいるかもしれない。だからちょっとずつ、大阪に根付いていけたらなあって。ただ、相方は東京のど真ん中に住んでいるんですよねぇ(苦笑)。

「ちょっとずつ、大阪に根付いていけれたら」と岡村隆史

──矢部さんは東京っぽいですね。

東京ですね、シティ派なので。完全に東京に染まってるんで(笑)。ただ最近、ちょっとずつ「見てるよ!」って言ってもらえることが増えてきたんですよ、大阪の人に。「東京の人が来てはる!」じゃなくなってきたらいいなぁって。

──そういう意味で、この『おかべろ』はどんな番組にしようとスタートしたんですか?

今はスケジュールの都合で東京で撮ることが多いんですけど、やっぱり大阪でやれたら一番いいんですよね。なんなら、大阪で撮っていると思っている人も多いでしょうし。一応お店という設定(ロンブー亮が経営するバーで、常連客の岡村がゲストとトークする設定)だから、あっちこっちにお店も出せると思うし。それこそ間寛平さんと村上ショージさんのロケだけでやるのもありやし。もっと自由度を高くしてもいいかな、とは考えていますね。

──毎週毎週、大阪で収録できるようになれば、また違った空気感が生まれそうですね。

そうなんですよね。やっぱり大阪でやらせてもらっている分、もっと大阪色を強くしていってもいいかなって。東京のトーク番組とかじゃ言わないことも、ポロッとしゃべってもらえたらありがたいなって(笑)。

カンテレ『おかべろ』

出演:岡村隆史、田村亮(ロンドンブーツ1号2号)、ほか

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