若手お笑い芸人にとって登竜門的な『NHK新人お笑い大賞』が10月22日、「NHK大阪放送局」（大阪市中央区）で開催。熱戦を繰り広げた結果、2015年に『NHK上方漫才コンテスト』でも大賞を受賞したアキナが、優勝を勝ち取った。

NHKが主催する２つの賞で二冠獲得は史上初。この快挙に、「端っこで！ 通り過ぎるだけでいいので！」（山名文和）、「後輩たちに夢を与えたい！」（秋山賢太）と同局で現在収録中の連続テレビ小説『わろてんか』に出してほしいと２人は猛烈アピール。必死の形相で訴えた。

予選参加322組のなかからアキナ、Aマッソ、てんしとあくま、ネルソンズ、ハナコ、パーマ大佐、濱田祐太郎、ミキの８組が決勝に進出。アキナは３年連続の決勝進出だったこともあり、念願の受賞に秋山は、「なかなか獲得できなかったので、今はめちゃくちゃうれしいです」と喜びを爆発させた。山名も「二冠達成の芸人さんはいないということ。記録に残る結果が出たことがとてもうれしいです」と声を大にした。本選の模様は12月17日・午後４時より、NHK総合にて全国放送される。

文／岩本和子